こんにちは。息子が高1で自立しちゃって軽いうつになった親子留学カウンセラーのハナです。
みなさん、「空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)」って知っていますか?
その名の通り、子供が家を巣立った後、心にぽっかり穴があいた親が寂しさで憂鬱や不安感に駆られたりする状態のこと。燃え尽き症候群にも似た症状だそうです。
まさに、わたしはその症状で、先月からずーーーっと鬱々としていましたが、やっと少し回復することができました。
この記事では、もうすぐ子供が巣立つ、または子供が巣立ったばかりで寂しすぎるあなたへ、わたしの体験談をお伝えします。
症状を悪化させやすいシングルマザーが空の巣症候群を乗り越えられる、唯一最大の方法です。
この記事であなたに伝えたいこと
空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)とは
前述の通り、子供が家を巣立った後、心にぽっかり穴があいた親(主に母親)が寂しさで塞ぎ込んだりする状態を空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)といいます。
空の巣症候群は、子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの女性が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である。子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこのように呼ばれる。燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。子供が自立し、夫は仕事で忙しく構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していくこともある。
ウィキペディアでは、こんなふうに柔らかく説明されていますが、実際はこの表現から受ける印象の100倍は寂しすぎて死にます。覚悟してください。
父親役も担うシングルマザーは空の巣症候群を悪化させやすい
我が家は、息子が7歳、娘が2歳でフィリピンに母子移住したときから、シンママとして子供2人を育ててきました。あ、それ以前も年360日ワンオペ育児だったので、息子が0歳のころから実質 母子家庭でしたが(笑)
父親役も母親役も担っていて大変なこと、しんどいことは腐るほどあったけれど、その分、母子の絆は強くなったと思います。
思春期になっても仲良くお出かけしたり、お互いに趣味や仕事の相談をしたり、アドバイスをし合える仲間であり同志、大事なパートナーのような存在。
そんな息子は中2で起業して、なんと高1で自立。先月から都心の事務所 兼 シェアハウスに引っ越してしまいました…
反抗期がないまま自立した息子の本音について書いた記事はこちらです。
息子は夢に向かって本当に頑張っているし、毎日とっても充実しているのを知っているので、本来であれば喜ばしいことなのはわかっているんです。
とはいえ、まだ高校1年生だもん!心配は尽きず、そりゃもう毎日寂しくて寂しくて…。朝晩、息子がいた場所がぽっかり空いていてふと涙が止まらなります。
生まれてからずっと成長を見守り大切に育ててきた我が子、いつも母を必要としてくれていた子供が巣立っていくのは、正直とても寂しいことです。
深夜なのでぶっちゃけます。
息子が巣立ってしまって寂しい…
と言うと「娘ちゃんがいるからいいじゃん!」って言われたりするけれど、違うんです。
子供が何人いようが、それぞれが唯一無二のかけがえのない子だから、代わりにはなり得ない。
みーんな同じ。もともと特別なオンリーワンですよ。
— はな🇵🇭親子留学&教育移住サロン運営 (@harunatzy) September 22, 2020
空の巣症候群、ヤバイです😭
ハイハイしてはママを見て得意げな顔をした頃や、タッチしては一緒にバンザイした頃、ひらがなを覚えたばかりで毎日「ままだいすき」って手紙をくれた頃、いつもママの周りをウロチョロくっついてきた頃を思い出しては泣いています
現実は想像の100倍寂しいから覚悟して
— はな|親子留学&ジュニア留学 (@harunatzy) September 23, 2020
先日、こんなツイートもしましたが、子供が2人のときはちょくちょく喧嘩したり大声で笑いあったり騒がしかった日々が、子供1人になるとちょっとシーンとしてしまうんですよね…
寂しい寂しい寂しい寂しい寂しいぃぃーーーうっうっ(嗚咽)
まずはその気持ちを否定しないでそのまま受け止めましょう。
だって、当たり前じゃん。いつもうっとうしいくらいに側にいて自分のことを頼ってくれた大好きな我が子が目の前からいなくなっちゃったんだから。
寂しすぎて死んじゃいそうな自分をまるごと抱きしめる、それが回復の1番の近道だと気づきました。
子供たちが未来に希望を抱きワクワクするような生き方をする
これまでのわたしの子育てのモットーは、
「ママが人生を思いっきり楽しんでいる姿を子供に見せる」ことでした。
なぜって?それは、わたしが子供のころ、大人になりたくなかったからです。
「ハナちゃんは、まだ若くて夢があっていいよね」
「わたしも昔はそんな頃があったけど、大人になると大変よ」
「働くって大変よー」
顔をあわせる度にそんな言葉ばかり投げかけてくる親戚のおばちゃんがいて(笑)
「大人になって働くと、辛いことが多いんだなぁ」
と漠然と思っていました。嫌だな、なんとなく大人になりたくないなって。
今、20代〜40代のニート(健康体にも関わらず働かずに引きこもる人)の増加は日本の社会問題になっていますが、それは親世代の責任だと感じています。
子供は、大人が思う以上に大人たちの背中や表情、言動から影響されますよね。
だからこそ、子供たちには大人になることに、未来に希望を抱いてほしいし、ワクワクするような背中を見せたい。
大人って楽しいんだよ!
働くって面白いよ!
人生ってずっと「今」が一番楽しいよ!
って子供たちに伝えたい。
それが、わたしの子育てのモットー「ママが人生を思いっきり楽しんでいる姿を子供に見せる」ことの理由です。
結果的に、息子は中学生で起業して、ワクワクと目を輝かせながら高1で自立しちゃったんですけどね(泣)
もうね、長渕剛の「乾杯」うたいます。
そして、わたしの子育ては決して間違っていなかったからこそ、息子は今その活躍に輝きを増しているので、わたしは子育てのモットーを変えずに生きていきます!
空の巣症候群をシングルマザーが乗り越える唯一の方法
子供を心の支えにしていた分、どうしても離れていくことの寂しさ、孤独感というマイナス面に目がいってしまいますが、それはこれまで子育てを頑張った証!
子供が巣立っていくということは、同時に、自分自身もさらに成長するチャンスが来たということ。今まで子供のために使っていた時間を、これからは自分のために使うことができるのです。
第2の人生の可能性はどこまでも広がっていますし、空の巣症候群の苦悩は必ず乗り越えていけます。
空の巣症候群にならないためには、「夫と仲良くする」とか「保育のボランティアをする」のが良いと言われていますが、シングルマザーの解決法(乗り越える方法)はひとつしかないと思います。
自分が生きがいを感じる仕事に没頭すること。
それがベストで唯一の方法です。
わたしは空の巣症候群に陥った機会に、自分自身が人生かけて取り組みたいことを整理し、脱サラを決意。一度の人生、やりたいことに思いっきり挑戦するために今月から独立をしました。
今度は「ママが人生を思いっきり楽しんでいる姿」を子供に見せるのではなく、自分自身に見せる!!!
人生100年時代、子どもがいなくなった後の自分の人生も長いのです。
今まで子育てを頑張ってきたからこそ、子供は立派に巣立った。そのことに胸を張り、今度は自分のための人生を切り開き、充実させていきましょう!
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小学校の卒業式に我が子宛てに書いた手紙はこちらです。少しずつママの手から離れ、自分の羽ではばたこうとするあなたへ。