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  1. ワーママの自由な生き方

Abemaニュースに生出演!子連れに不寛容な日本社会にしんどさを感じる母親代表(海外子育て経験あり)として公開討論してきた!!

こんにちは。HANA’SACADEMIA(ハナサカデミア)代表の 近藤英恵です。

先月、AbemaTVの生討論ニュース番組にゲストコメンテーターとして出演させていただきました。

六本木ヒルズのテレビ朝日にある、ガラス張りのスタジオで公開収録&生放送。緊張で震えた…!

「日本社会は子連れに不寛容か?」というテーマの生討論。このテーマはマジで言いたいことがありすぎて40分があっという間でした!結果、言いたいことの100分の1も伝えきれず(泣)

自分のトークは反省点ばかりですが、ご一緒させていただいたコメンテーターの皆様のトークがキレッキレで学ぶことが多く、収録スタジオの緊張感で脇汗ダラダラかきながらも良い刺激を全身いっぱい浴びれて楽しかったです。

この記事では、生放送本番ではうまく話せなかった「日本社会の不寛容さの正体」や、皆さんにお伝えしたかったことをまとめました。

また、芸能人でもない私がAbemaニュースに出演することになった経緯、公開収録&生放送の裏側、Abema Primeの番組に出演したことによる影響など、その後についてもお伝えいたします。

日本社会は子連れに不寛容!「そのガキ黙らせろよ」というプレッシャー

はじめに、今回出演したAbemaニュースの番組紹介欄に書かれた「討論のテーマ」を、以下に引用してご紹介しますね。

(引用元:(C)テレビ朝日 Abema News )

まずは、こちらの投稿をごらんください。

Xの投稿
「まだ幼い息子を連れていろんな国を旅行したが、子連れでの旅行で一番ストレスを感じたのが
「日本」です。子供が泣いてたりすると、周りの『そのガキ黙らせろよ』というプレッシャーがもの凄いのよ」

投稿には店の張り紙と思われる画像が添えられており、「躾の全くできていない騒々しい子供さんの入店は他のお客様のご迷惑となりますので固くお断り申し上げます。」との文字が…。

Xの投稿
「大体ね、これ書いた店主、あなただって小さい頃は沢山泣いていろんな人に迷惑かけて育ったんじゃないの?」

ではここで質問です。これを見てみなさんは一体どんな感想を持ちましたか?

ちなみにSNSでは―

投稿に肯定的
・たとえ躾が出来ていても子連れは入りにくいよね
・もっと子どもや子連れに寛容な社会になってほしい

投稿に否定的
・怒ることかな?店側だって客を選ぶ権利はあるよ
・静かに過ごしたいという客のための配慮でしょ

う〜ん…
度々、SNSで紛糾する“子連れ入店問題”
高級店なら仕方ない?
大衆店なら問題ない?
入店拒否は差別か区別か?

「子供を排除しようとする人は無人島へ行け」と主張する、二人の子を持つ母と考えます。

【キャスト】
MC : 哲夫
近藤英恵 (ハナサカデミア代表)
あおちゃんぺ (ギャルタレント)
赤木円香 (AgeWellJapan代表)
大空幸星 (あなたのいばしょ理事長)
田中萌 (テレビ朝日アナウンサー)
司会進行 : 仁科健吾 (テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター : 新井里美

【スタッフ】
テレビ朝日

…え!?私の名前が「キャスト」のコメンテーター欄の一番上に書かれてる!!?びっくり感動です…!

それでは、出演までの経緯や生放送当日の裏側について詳しくお伝えします。

Abemaニュース出演のきっかけ

Screenshot

今回、Abemaニュース出演のオファーを頂いたのは、テレビ朝日のディレクターさんが私のブログ記事を読んでくださったことがきっかけでした。

ディレクターさんが注目してくれた記事はこちらです↓ 日本の子育て環境の問題に一石を投じるために、あえてかなり尖った持論を展開しています。

Abemaニュースのレギュラーコメンテーター、ギャルタレントあおちゃんぺさんのこちらのご意見(Xでのポスト)に対して、真っ向から討論ができる「強めに正反対の主張をしている母親」を探していたのだと思います。

番組出演オファーから生討論の収録まで◯日!?

突然、私のXアカウントのDMから出演オファーをいただいたのは、生放送の収録本番2日前でした。

番組のディレクターさんとお電話で簡易的な打ち合わせをして出演の承諾をしたのが本番前日。

しっかり打ち合わせをしたのは、もはや本番の20〜30前のテレビ局楽屋で…というスピード感。そして、本番はほぼアドリブ。
(※本番1時間前にはテレビ局に集合しましたが、先にヘアメイクさんに髪と顔を整えていただいたので)

今まで国内外で複数の新規事業を立ち上げて、想定外の事態にも臨機応変に対応してきた中で身につけた「フッ軽さ」が功を奏しました!笑

そんな疾走感ある流れの中、本番直前に楽屋前で撮影した写真はこちら↓
(澄ましてますが、脇汗ダラダラです)

この後まもなく、生放送中のスタジオで討論に参戦。もう心臓がドックンバックン鳴り響いていましたよ。

Screenshot

そんなこんなで生討論スタート!というわけで、ここからは今回のAbemaニュース生放送本番と、討論をして思ったことを振り返りつつ、「日本社会の不寛容さの正体」をお伝えしたいと思います。

Abemaニュース公開収録&生放送の裏側

実は、本番前日に出演の承諾をする直前まで、出演するかどうかものすごく迷っていました。

生放送だから絶対に失言しちゃダメだし、今回のテーマと持論が尖ってるだけに一歩間違ったら炎上しますし!正直めちゃくちゃ恐怖で葛藤しましたが、何事も挑戦するスタンスで生きているので…!当たって砕けろ精神で出演することを決意。

そして迎えた本番。いろいろ考えたら緊張しすぎて考えがまとまらず…討論開始直後に意見を求められた時はしどろもどろになってしまいました。。

必死に笑顔をつくってますが、内心ヤベーヤベーって思ってる私です↓

さて、皆さんはこのお店の注意書きとX(旧Twitter)のポストについて、どう思われますか?

お断り

躾(しつけ)の全くできていない
騒々しい子供さんの入店は
他のお客様のご迷惑となりますので
固くお断り申し上げます。 あるじ 敬白

私個人の経験からの感想でいうと、

「子連れでの旅行で一番ストレスを感じるのが日本」
「周りの『そのガキ黙らせろよ』というプレッシャーがもの凄い」

というご意見には、完全に同意します。

ちなみに、私のプロフィールにある「世界16カ国」はほぼ単身で滞在した国で、子連れで行った国は、

  • アメリカ親子ホームステイ(娘1歳・息子6歳)
  • フィリピン親子留学&教育移住(娘2〜6歳・息子7〜11歳)
  • シンガポール旅行(娘3歳・息子8歳)
  • ドバイ旅行(娘10歳・息子15歳)
  • 中国旅行(娘10歳・息子15歳)

という感じです。それぞれの国で、「常識」の破壊があり「子育てに関する価値観」がアップデートしました。

未熟な我が子も完璧ではない自分の育児も、すべて社会から肯定されているような安心感を得ることができたフィリピンでの子育てについて書いた記事はこちらです↓

どのくらいの安心感かというと、娘が深夜に熱を出して夜泣きをした時、隣の家のおばちゃんが心配して駆けつけてくれて、大泣きの娘を交代で抱っこしてくれた程のレベル。

日本のマンションに住んでいた頃は「子どもの泣き声がうるさい」って苦情が来ないか、虐待の疑いで通報されないかって心配するのが関の山でしたし、孤独なワンオペ育児でノイローゼになりそうだったことを覚えています。

また、今回、番組のディレクターさんから「海外で子育て経験があることも近藤さんの強みなので、ぜひ全面に出していただけたら!」というお話をされていたので、海外子育て経験から感じたことを主張してみたのですが…

レギュラーコメンテーターの大空幸星さんに「海外の文化を日本と比較して議論するのは違う」とバッサリ斬られ、、、完全に自分のポジションを見失ったよね(笑)

子どもは未熟です。自分の心身に起きている不快なことを(病状なども)的確に言語化できません。だから、泣いたりグズったりすることで精一杯表現します。

あなたも私も、きっと皆、無意識のうちにそうやって生きてきたと思います。

公共の場における明らかなマナー違反(電車のイスに土足で乗るなど)はもちろん注意すべきことですし別途議論すべき極端な事例であって、「日本社会は子連れに不寛容」と言われる所以は、もっと一般的に浸透している暗黙のプレッシャーというか、本来は子どもの成長上 “自然” な声や行動が「騒音・迷惑」と捉えられることが要因なのではないでしょうか?

モノ・サービスの品質が高く完璧主義の方が多い日本では、不完全(未熟)であることが許されない空気があります。

それって完璧なサービスを受ける側としては良いものの、逆に自分も周りから常に完璧を求められ続けるのって息苦しくないですか?

数字で評価される仕事だったらまだしも、育児に満点を求められるのは辛い。人格も特性も異なる “未熟” な人間を育てるのは本当に思い通りにいかないことのオンパレードで、完璧な育児なんてありえないからです。

公共の場所で子どもが泣くと冷たい視線が注がれるのも日本ならでは。それどころか、電車に乗るなり、一言も喋らず立ってるだけの子どもに向かって「子連れは迷惑だから降りろ!」 と初対面のオジさんに怒鳴られたこともあります。

「子連れで大変な思いをするのは、子どもを生むという選択をした人の自己責任」と言い放つ人も少なくないですよね。

なんでもかんでも「自己責任」で済ませばいいってものではありません。「未来を担う子どもたちを社会全体で育てる」という意識が著しく欠けています。

あくまで私の場合ですが、フィリピンでは、他者と育児を共有できる幸せを感じました。

人口ピラミッドが綺麗な三角形△で大家族子沢山のフィリピン人は、「みんなで子どもを育てる」という意識が強いです。近所の人、ショッピングモールの店員さん、レストランのウエイターさんなど誰もが我が子のように息子と娘を可愛がってくれて、まさに子ども天国でした。

自分に甘く他人にも甘いフィリピン人を参考にしたら、私は育児がめっきり楽になったんです。

フィリピンでは、商品の品質やサービスが不十分で欠陥品も多かったりする反面、そのゆるさが楽に感じることも多かったなと。

他人の欠点や失敗に寛容な社会は、本当に生きやすい!!どこに行っても子どもを大歓迎してくれるフィリピンでは、未熟な我が子も自分の不完全な育児も肯定されているような感覚になりました。

日本では子連れでの外出は周囲に気を遣いすぎてとっても大変ですが、セブではむしろ子連れの方が外出しやすく感じるほど。心に余裕ができると、いつも以上に子どもに愛情をかけることができるって痛感しましたね。

あ、こちらは唯一、生放送中にリアルタイムで見てくれた友人が撮って送ってくれた写真です↓

子どもを排除しようとする人は無人島へ行け!

そもそも、どんなに素晴らしい成功者であっても、生まれてこのかた誰にも迷惑をかけずに生きてきた人なんているのでしょうか?

「子供はうざい」「迷惑」と非難する人は、自分が赤ちゃんの頃から泣くこともなく家の外を走ることもなく、ただ黙々と規律正しく生きてきたのでしょうか?

多数の人が形成する社会の中にいる以上、誰にも一切の迷惑をかけずに生きることは不可能です。

社会とは、助け合いの精神で成り立っています。もしそれが嫌であれば、無人島に行くしかありません。

「子連れは迷惑」と公共の場で子供を排除しようとする人は、この国の発展も、公共施設や道路の維持も、将来自分が老いた時に受けるだろう社会保障も、全部あきらめて無人島へ行けと言いたい。

なぜなら、それらは全て、国の未来を担う子ども達に支えられていくものだからです。

そんな持論をもっとAbemaニュースでも話したかったのですが、生まれて初めて挑戦した「公開収録&生放送のガチ討論番組」で失言しないようつい守りに入ってしまい、全然思いの丈をぶつけることができなかった、、、と反省しています。

(日本の子育て環境の問題に一石を投じるためには、「保育園落ちた。日本死ね」くらいの尖った発言をしたほうが良かったのかも…?)

世の中の大半の争い事はお互いの理解不足によって生じている

Abemaニュースで予定していた討論時間をオーバーするほど白熱していた中、この討論を締めくくるタイミングで司会者から「最後に、近藤さんどう思いますか?」と振られた私。

もう心の中では「ええぇぇぇー!私が…この議論を総括するの!??」と叫びながらも、なんとかその場でリアルに感じたことをまとめることはできたかなと思います。(できてたかな…?汗)

私が今回のAbemaニュースでの討論を通して感じたことは、

一見まったく異なる考えを持つ人同士であっても、お互いの意見を掘り下げてディスカッションすればするほど、そこには多様な価値観があるだけで「正解」も「不正解」もない。でも、「理解」はしあえるってこと。

留学のお仕事をしているからこそ、これは日常的に実感していることでもありますが。

実際、表面的な情報で「ロシア人は嫌い」とか「中国人は苦手」と言ってた日本人の方が、留学先の学校でロシア人留学生や中国人留学生とたくさん交流してコミュニケーションを深める中で、お互いの文化背景などを理解した上で凄く親しい友人になるケースもあります。

世の中の大半の争い事は、単にコミュニケーション不足だったり、お互いの理解不足によって生じていることが多いです。

なんだかんだ様々な考え方・価値観があるけれど、社会を構成している一員である以上、意見の異なる他者を排除するのではなく、共存できるように相互理解をする努力が必要だと思いました。

私たち一人ひとりの相互理解の輪が広がり、地球規模でそれができるようになれば、戦争もなくなりますよね。そんな世界を願って、留学事業に取り組んでいきます。

私の拙いまとめで議論を総括させていただいた後、次のコーナーに移行する直前。生討論が終わってホッとした瞬間の写真です↓

Screenshot

Abema Primeの番組に出演したことによる影響

自分のトークに自信がなかったので、SNSでは「Abemaニュースに出演しました」という報告にとどめて詳細(番組情報やURL)は伝えなかったのだけれど、偶然見ていたという知人や友人などたくさんの方々から連絡をいただいて、嬉しいやら恥ずかしい気持ちでいっぱいです。

また、私のブログを「ハナサカデミア」というキーワードで検索していただける回数は今まで平均 30回/月 くらいだったのですが、Abemaニュース出演後は 72回/週 へ急上昇!すごい!!

私のブログの表示回数やクリック数、CTR(クリックスルー率)、検索順位を示すSearch Console(サーチコンソール)のデータはこちらです↓

ここ3年、月イチ程度しか更新できていないのとGoogleアルゴリズム変更によりPVが3分の1以下まで減ってしまったけれど、何年経っても、検索順位1位をキープしているのが50記事以上ありますし、やはりブログは資産ですね。

1記事1万字以上熱量たっぷり注入しすぎて心身ともにゲッソリしながら書いた記事も複数あって、決して楽しいだけの執筆活動ではありませんが、なんだかんだ8年以上続けてきて良かったです!

日本がもっと子育てしやすい社会になりますように。心から願うとともに、微力ながらこれからも発信を続けていこうと思います。

長文を最後までご覧いただきありがとうございました!

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