こんにちは、HANA’SACADEMIA(ハナサカデミア)代表の近藤英恵です。
セブ島サマーキャンプの集客と準備に集中するあまり報告が大変遅くなりましたが、今年の春休みの特別な2日間をシェアします。
池袋サンシャインシティ近くで開催した『ジュニアビジネス留学 1 DAY CAMP(AIの基礎から活用法まで、実践を通じて学ぶ1日キャンプ)』と『未来の社長会(ジュニアビジネスキャンプ卒業生の同窓会)』。小学4年生から中学2年生の多様な子どもたちが全国から集まり、連日開催したイベントで大変盛り上がりました!
この記事では、(『未来の社長会』は昨年に続いて2回目の開催のため)今回初めて開催した『ジュニアビジネス留学 1 DAY CAMP』について詳細をレポートします。
この記事であなたに伝えたいこと
なぜ今、子どもたちにAI教育が必要なのか
生成AIの技術は日々進化し、私たちの生活や仕事のあらゆる場面で活用されつつあります。子どもたちが社会に出る頃には、AIを「使いこなせるか」が大きな差になることは間違いありません。
そんな中、昨年開催した『ジュニアビジネス留学』第10期キャンプで、学生起業家メンターによるAIをテーマにした授業が予想以上に盛り上がったことが、今回の1 DAY CAMPを企画するきっかけとなりました。
「生成AIって何だろう?」「どんな未来が待っているんだろう?」という好奇心を抱いた子どもたちの目が、わずか数十分のワークショップで輝きを増し、「もっと学びたい!」という声が続出したのです。
AIを学ぶ機会が限られている中、子どもたちの吸収力の高さと挑戦する姿勢に、私たちスタッフも感銘を受けました。この子たちの無限の可能性を引き出すために、1日完結型の集中プログラムを開催することになったのです。
当日の様子:AIと友達になる1日 
オープニングから始まる交流
朝10時、少し緊張した面持ちで会場に集まった子どもたち。しかし、アイスブレイクのゲームやAIクイズを通じて、すぐに打ち解けた様子が見られました。
異年齢混合のチーム編成では、最初は小学生と高校生の間に距離感がありましたが、徐々に年齢の壁を超えた対話が生まれ、お互いの強みを活かしながら協力する姿が印象的でした。
生成AIとの対話
「ChatGPTって何?」と最初は戸惑っていた子どもたちも、実際に触れてみると驚くほど素早く使い方を理解。物語作成や算数の問題解説、英作文のサポートなど、様々な使い方を試していました。
中でも印象的だったのは、ある小学5年生の男の子が、自分の将来の夢について質問し、AIからのアドバイスに真剣に聞き入っている姿でした。「AIに相談するって、ちょっと未来の感じがする!」という言葉が、この日の雰囲気をよく表していました。
プロンプトエンジニアリングで試行錯誤
午前中の後半では、「どう質問すれば良い回答が得られるか」という、プロンプトエンジニアリングの基本を学びました。
同じ内容でも、質問の仕方を変えると全く違う回答になることに、子どもたちは驚きと興味を示していました。質問を工夫する中で、論理的思考力も自然と鍛えられていく様子が見られました。
「すごい!ちょっと言い方変えただけなのに、全然違う答えが返ってきた!」と目を輝かせる子どもたちの姿に、AIの可能性と教育への活用法を改めて実感しました。
チームプロジェクト:アイデアをカタチに
昼食後は、各チームごとにテーマを選び、AIを活用したプロジェクト活動に取り組みました。
「未来の学校」「地域の課題解決」「新しい部活動」「エコな街づくり」など、身近なテーマからスタートし、AIを使って情報収集→企画→プレゼン資料作成まで一気に取り組みました。
アイデアの爆発と刺激的な発表会
最初は「何をしたらいいか分からない」と悩んでいたチームも、AIと対話しながらアイデアを膨らませていくうちに、次々と創造的な提案が生まれていきました。
発表会では各チームがプレゼンテーションを行い、質疑応答も活発に。「地域の高齢者とAIで繋がる交流アプリ」「食品ロスをAIで管理する給食システム」など、社会課題に目を向けた提案が多く見られました。
中でも印象的だったのは、小学生と中学生のチームが考えた「AIを活用した自然災害対策」のプレゼンテーション。子どもたちならではの視点と、AIの知識を組み合わせた斬新なアイデアに、スタッフ一同が感心しました。
参加者の声:子どもたちの変化
子どもたちからの感想
- 「最初はAIって難しそうって思ったけど、すごく楽しかった!自分の宿題もAIに手伝ってもらおうと思います」(小学4年生)
- 「プレゼン資料の作成は難しかったけど、AIに手伝ってもらったら意外と楽しかった!」(中学2年生)
- 「将来は起業家になりたいから、まずAIツールを使いこなしたいと思いました!」(高校1年生)
- 「AIを使えば、事業計画書が効率的に作れそう!」(中学3年生)
保護者からのフィードバック
- 「子どもが帰宅後も、学んだことを実践しようと夢中になっていました」
- 「これからの時代に必要なスキルを楽しく学べる機会に感謝しています」
- 「異年齢の子どもたちが交流しながら学べる環境が素晴らしいと思いました」
『1 DAY CAMP』で得られた5つのスキル
今回のキャンプでは、たった1日で以下の多くのスキルを身につけることができました。
1. AIリテラシーの向上
最先端の生成AIであるChatGPTや関連ツールを実際に操作しながら、基礎的な使い方をマスター。これからの時代に必須となるAI知識を効率よく習得しました。
2. プロンプトエンジニアリングの基礎
AIに対する質問の仕方によって、同じ内容でも答えが大きく変わることを体験。最適な指示の出し方を学び、AIの潜在能力を引き出すテクニックの基礎を身につけました。
3. 論理的思考力と問題解決スキル
チームプロジェクトでは、課題設定から情報収集、そして最適解の導き方まで一連のプロセスを経験。論理的に考え、アイデアを形にする力が大幅に向上しました。
4. コミュニケーション力と協働する力
異なる年齢や背景を持つ仲間と協力しながら、プレゼン資料を作成し発表。チームでのやり取りや相互フィードバックを通じて、人と協働する力が自然と磨かれました。
5. 未来を切り拓く”自信”と”挑戦マインド”
自分のアイデアをAIの力で実現する成功体験が、次のステップへの大きな原動力に。新しいことに挑む勇気と「やればできる!」という自己肯定感を育みました。
AI教育の未来と夏のキャンプへの期待
今回の1 DAY CAMPは、単なる一日のイベントではなく、子どもたちのデジタルリテラシーを高め、未来を切り拓く力を育む第一歩となりました。
そして、この夏には『ジュニアビジネス留学』のサマーキャンプが開催されます。1 DAY CAMPよりもさらに濃密で、英語とビジネス、そしてAIを組み合わせた7日間の没入型プログラム。海外でのリアルな体験と、最先端のデジタルスキルを同時に学べる貴重な機会となります。
1 DAY CAMPで味わった「できた!」という成功体験を、サマーキャンプではより長い時間をかけて、より深く、より広く体験できることでしょう。AIと英語、ビジネスマインドを組み合わせた、世界でも類を見ないプログラムにご期待ください。
子どもたちの無限の可能性を信じて
今回の1 DAY CAMPを通じて、改めて子どもたちの吸収力の高さと挑戦する姿勢に感銘を受けました。「使い方がわからない」「学ぶ機会がない」という理由で、デジタル技術の可能性を活かしきれていないのは、大人たちの責任かもしれません。
私たちは『ジュニアビジネス留学』を通じて、子どもたちが自らの力で未来を切り拓く喜びを知ってほしいと願っています。AI教育もその重要な一環です。
「自分の未来は自分で切り拓ける」
この言葉を胸に、これからも子どもたちの可能性を広げるお手伝いを続けていきます。サマーキャンプの詳細は、ぜひ下記からご確認ください!
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