こんにちは。娘の発表会を観て感動が止まらない親子留学カウンセラーのハナです。
あなたは「かけがえのない今」を全力で生きていますか?
どんなに願っても、今がこのままでいつまでも続くことはありません。
わたしの胸に全力で飛び込んでくる子供たちを力いっぱい抱きしめられる今。
発表会で聞いた詩に感動して、この瞬間瞬間を大切にしたいと痛感しました。
今回は、子育て中のすべての母親に読んでほしい「かぜのなかのおかあさん」という詩を紹介します。
この記事であなたに伝えたいこと
心から感動した子供たちによる詩の暗唱会
地元のユネスコ協会主催の「第6回子どもの暗唱を楽しむ会」に行ってきました。
市内の全小学校、幼稚園から選ばれた30組、349人の子供たちが真剣に詩を暗唱する姿に感動。
小学2年の娘も、家でいっぱい練習した『ゆき』という詩を暗唱しました。とっても上手にできて、よく頑張ったなぁと誇らしい気持ちです。
そんななか、他校の子供たちが暗唱した『かぜのなかのおかあさん』という詩を聴いて、思わず涙がでるほど熱いものが込み上げたので紹介します。
小さくて可愛い子供の声、お腹から叫ぶような真剣な声で、この詩が暗唱される光景を思い浮かべてみてください。
わたしだけでなく、多くのおかあさん達はきっと我が子をぎゅっと抱きしめたくなるはずです。
詩全文「かぜのなかのおかあさん」
かぜのなかのおかあさん
作詞:阪田寛夫おかあさん
としをとらないで
かみがしろくならないで
いつでもいまのままでいて
わらっているかお
はなみたいおかあさん
ねつをださないで
あたまもいたくならないで
どこかへもしもでかけても
けがをしないで
しなないでおかあさん
はながさきました
かぜもそっとふきますね
いつでもいまがこのままで
つづいてほしい
おかあさん
おかあさん
この詩のなかの子供の純粋な願いは、現実には叶わない
そういえば、わたしが子供の頃。
お母さんがいつか老いていくこと、いつかは死ぬということなど想像もしていませんでした。
お母さんはいつまでも元気で、わたしよりもずっと力持ちで、わたしよりも速く走れて、わたしよりもいろんなことを知っていて、いつも笑っている。
お母さんは、いつまでもそんなお母さんだと思っていました。
でも、今は知っています。
いつの間にかわたしのほうが力持ちになって、わたしのほうが速く走れるようになって、わたしのほうが詳しいことも増えて、いつの間にかお母さんの白髪が増えて。
そう、人は老いるのだということ、時間には逆らえないことを痛いほど実感しています。
そして、気づきました。
なぜ「かぜのなかのおかあさん」の詩にこんなにも胸がいっぱいになったのか。
それは、この詩のなかの子供の純粋な願いは、現実には叶わないからです。
わたしたちはみんな歳をとり、髪が白くなり、時には熱を出したり、怪我をして、いつか死にます。
それらは受け入れがたくも受け入れざるを得ない現実だから。
どんなに願っても、今がこのままいつまでも続くことはない
忙しい毎日のなかでは、子供がしつこいくらいにまとわりつく日常を負担に感じたり、それが永遠に続くような錯覚に陥ることがあります。
しかし、どんなに願っても、今がこのままでいつまでも続くことはありません。
それでも、子供たちは、ただ純粋にお母さんといつまでも一緒に生きられることを願うのです。
子供たちの純粋な思いに触れ、熱いものが込み上げて胸がいっぱいになりました。
いま、この瞬間を大切にしたいと、あらためて強く思います。
わたしの胸に全力で飛び込んでくる子供たちを、力いっぱい抱きしめられる今を。
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少しずつママの手から離れ、自分の羽ではばたこうとする我が子へ送る手紙を書きました。もしよかったら読んでください。