もし、あなたが留学を検討しているなら、これからの人生を切り拓くような、あなたにとっての最高の留学をしてください。
留学は絶対に安さや人気度で選んではいけません。多少高くても、自分の性格、英語レベル、目的に合った留学スタイルを選ぶことが大切です。一人一人の性格や留学の目的が違うように、一人一人にとっての「最高の留学」は異なるからです。
留学や海外ホームステイは、人生の中でそう何度も行くものではありません。人によっては一生に一回だったり、多い人でも数回でしょう。その留学の経験次第では、その後の人生を大きく変えることになります。そこで多少のお金をケチってせっかくの留学の価値を下げてしまったり、後悔する結果となってしまったら、もったいなさすぎて悔やんでも悔やみきれません。
人生は一度きり。後悔のない最高の留学を実現するためには、自分の留学の目的を明確にし、その目的に沿ってあらゆる情報を集め、最後に自分で決断したら覚悟を決めて行動あるのみです。
この記事であなたに伝えたいこと
★ホームステイ国別ランキング★
私の4カ国でのホームステイ経験やその他の海外移住経験をもとに、ホームステイの国別ランキングを紹介します。
当然、国により文化や習慣、物価は異なるので、国別の平均的な特徴に基づいて順位づけをすることもできますが、このランキング順位はそんな平均的な評価ではなく、私の実体験に基づいた独断と偏見によるホームステイ国別比較であることをあらかじめお伝えいたします。
私の失敗談や成功体験が、少しでもこれから留学ホームステイに行かれる方の参考になったら嬉しいです。
※参考までに、以下の項目については一般的な視点で評価をしています。
(星の数★が多いほど、高評価)
費用・・・・・生活コストが安いほど★5つ
充実度・・・・充実した生活ができるほど★5つ
英語力・・・・英語力が向上できるほど★5つ
適応力・・・・適応力を磨くことができるほど★5つ
渡航&時差・・渡航時間が短く、時差が少ないほど★5つ
【1位】 アメリカ
*家の間取り:10LDK以上
*申し込み方法:震災後の母子避難受け入れ情報経由
費用 ★★☆☆☆
充実度 ★★★★★
英語力 ★★★★☆
適応力 ★★★☆☆
渡航&時差★★☆☆☆
31歳で行ったアメリカ親子ホームステイ。当時、息子は6歳、娘は1歳。それはもうまるで夢を見ているような1ヶ月でした。ホストファミリーのマリサは元ニューヨークの記者で現在はデザイナー兼会社経営者、旦那さんのジェームス・マーサーはグラミー賞や全米ビルボードチャート2位に輝いた有名なアーティスト、つまりアメリカの芸能人の家だったのです。
アメリカ、ポートランドでの親子ホームステイ体験の記事はこちらです。
【2位】 オーストラリア
*家の間取り:4LDK
*申し込み方法:高校生を対象とした新聞社主催の国際交流プログラム
費用 ★★☆☆☆
充実度 ★★★★☆
英語力 ★★★★☆
適応力 ★★★☆☆
渡航&時差★★★☆☆
16歳、高校2年の夏に行ったオーストラリア留学。この留学プログラムは、現地カトリック系私立高校の国際交流プログラムでもあり、希望する生徒の家庭がホストファミリーになるというシステムです。そのため、子供のために純粋に異文化交流したいという目的でホストファミリーの申し出をする家庭ばかりだったため、どこの家庭も留学生を歓迎する雰囲気に包まれていました。
オーストラリアのホストファミリーはベトナムからの移民の家庭です。アパレルの会社経営者のお父さん、専業主婦のお母さん、高校3年の長女ディープ、中学3年の長男ヒッポ、小学5年の次女クリスティーナの5人家族だったので、子供達の年齢が自分の兄妹と近くてホッと安心しました。子供達が小さい頃に一家でオーストラリアに移住したらしく、両親はあまり英語が上手ではなかったですが、子供達は3人とも英語が母国語でした。
オーストラリア、メルボルンでの留学体験の記事はこちらです。
【3位】 カナダ(バンクーバー)
*家の間取り:3LDK
*申し込み方法:留学エージェント経由
費用 ★★★☆☆
充実度 ★★★★☆
英語力 ★★★★☆
適応力 ★★★☆☆
渡航&時差★★☆☆☆
22歳、株式会社NOVA入社直前に行ったカナダホームステイ。当たりでもなければ大ハズレでもない中くらいのホームステイ生活だったのがここです。カナダのホストファミリーは、船乗りのお父さん、専業主婦のお母さん、6歳の男の子、5歳と3歳の女の子の5人家族でした。そこそこ良い家族ではあったのですが、ホームステイは副収入のためのビジネスと割り切っているような壁をいつも感じ、居心地はあまり良くなかったです。
カナダ、バンクーバーでのホームステイ体験の記事はこちらです。
【4位】 ニュージーランド(オークランド)
*家の間取り:3LDK
*申し込み方法:留学エージェント経由
費用 ★★★☆☆
充実度 ★★★★☆
英語力 ★★★★☆
適応力 ★★★☆☆
渡航&時差★★★☆☆
21歳、大学4年の夏に行ったニュージーランド留学。私が体験したホームステイの中では最悪の大ハズレで、ニュージーランドでは帯状疱疹(たいじょうほうしん)になるほどストレスが溜まるホームステイ生活を送りました。ホストファミリーは、子供がいない夫婦でした。神経質で怒りっぽい奥さんと気弱だけど頑固な旦那さんは家でよく夫婦喧嘩をしていたのを覚えています。
ホームステイ初日、ホストマザーから「ホームステイ鬼十則」とも言えるような厳しいルールの箇条書きを渡され、家政婦のような扱いのホームステイ生活を送りました。
ニュージーランド、オークランドでの留学体験の記事はこちらです。
【5位】 フィリピン(セブ) *番外編
費用 ★★★★★
充実度 ★★★☆☆
英語力 ★★★★☆
適応力 ★★★★★
渡航&時差★★★★★
私は4年間フィリピンに住んでいましたが、フィリピンでは一度もホームステイをしたことはありません。なぜホームステイをしたこともないのに、番外編としてここにフィリピンが登場したかというと、警告するためです。
大富豪の家庭であれば良いですが、フィリピンの一般家庭にホームステイするのは絶対にやめてください。
近年フィリピン留学の人気は急速に高まり、日本人留学生の数はうなぎのぼりです。そんな中、私がセブに住んでいた時、フィリピン人の家庭にホームステイしながら語学学校に通学していた日本人が数名いてビックリしました。フィリピン留学では語学学校の寮もしくはコンドミニアムに滞在するのが基本なので、かなり例外的なケースです。
いや、例外とかお勧めしないとかいうレベルじゃなくて、リスクを知らない日本人は本気で死ぬのでやめてください。海外で事件に巻き込まれる日本人は、そのほとんどが自ら危険な行動をとっていることが原因だからです。
フィリピンでのホームステイについての記事はこちらです。
32歳で行ったフィリピン、セブでの親子留学体験の記事はこちらです。
留学は一生に一度、多くても数回の感動体験。人生を切り拓くような最高の留学を
こうして振り返ってみると、私の場合、留学エージェントを通して申し込んだ留学はハズレが多く、自力で調べまくって行ったホームステイは大当たりという結果でした。また、4LDK以上の裕福な家庭は純粋に国際交流したいというボランティア精神に溢れていて本当の家族のように接してくれたのに対して、3LDK以下の家庭はホームステイによる副収入に依存しているためビジネスと割り切ってしぶしぶ受け入れていた印象です。
もちろん、個々の家の事情は異なるので一概には言えませんが、ホームステイ先を選ぶことができるならば大きい家を選んだ方が良いでしょう。
上記の5カ国はすべて留学生に人気の高い国です。留学生に人気がある国はそれぞれに選ばれる理由があります。ここで並べた順位は、あくまでもホームステイについてのランキングなので、滞在方法を変えれば順位は逆転するかもしれません。
結論、留学は絶対に安さや人気度で選んではいけません。多少高くても、自分の性格、英語レベル、目的に合った留学スタイルを選ぶことが大切です。一人一人の性格や留学の目的が違うように、一人一人にとっての「最高の留学」は異なります。
留学は人生の中でそう何度も行くものではありません。人によっては一生に一回だったり、多い人でも数回でしょう。その留学の経験次第では、その後の人生を大きく変えることになります。
人生は一度きりです。もし、あなたが留学を検討しているなら、これからの人生を切り拓くような最高の留学をしてください。
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2児の母の私が親子留学&教育移住先にセブを選んだ5つの理由はこちらです。もしよかったら読んでください。