セブ親子留学 /フィリピン母子移住をきっかけに世界を舞台に働く2児の母。教育は子どもへの最高のプレゼント、親子留学で自分自身と子供の可能性を大きく広げよう!

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家の中で威張りちらしていた祖父が嫌い。反抗期の16歳、オーストラリア留学で学んだ家族への感謝の気持ち。

こんにちは。セブ親子留学カウンセラーのハナ(@harunatzy)です。

人は他人のマイナスの点が目についてしまう性質があります。そのため、意識して「プラス」の側面を見ようとしないと、「嫌な面」や「してもらえないこと」ばかりに意識が向かってしまい、「良い面」や「してもらったこと」は当たり前のこととして忘れてしまいます。

当たり前にいる家族。家族のありがたさを本当に深く感じることが出来たオーストラリア留学の経験は、今でもわたしの宝物です。

わたしの小さいころを書いた前回の記事はこちらです。

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向上心が高く刺激し合える出会い

16歳、高校2年生の夏にオーストラリアへ短期留学をしました。留学プログラムはある新聞社が主催したものです。

夏休みの約1ヶ月間を利用して、メルボルンの一般家庭にホームステイしながら現地私立高校に通い、毎週末は様々なアクティビティに参加して、最後にシドニーで観光旅行してから帰国するという内容でした。

初めての海外、初めての飛行機に大興奮だったわたしは、片道10時間のフライトの間も一睡もできず、ギンギンに冴える眼でずっと飛行機の外を眺めていたのを覚えています。
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1996年7月24日 撮影

お茶の水女子大学附属高校や獨協大学附属高校、熊谷女子高校など、東京や埼玉の高校の生徒十数名がこのプログラムに参加していました。

留学プログラムに参加していた高校生は、みんな向上心が高く、話しているだけでワクワクするほどお互いに刺激し合えて、そんな彼らとの出会いも大きな魅力だったのが印象的です。
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生まれて初めての海外経験となったオーストラリアでは、たくさんの気づきや学び、それから感動がありました。

ホームステイは日本とは全く異なる文化を学ぶ良い経験になる

まず、期待に胸を膨らませて登校した現地の私立高校で、わたしはいきなり黄色人種差別を受けました。登校初日、クラスメイトの白人の男子に「黄色い猿は帰れ」と言われたのです。ものすごくショックだったのと同時に、世界の現実を学びました。

移民国家のオーストラリアには、様々な人種、様々な民族の人がいます。単一民族・単一言語の日本では味わえない多様性がそこにはありました。

わたしのホストファミリーはベトナムからの移民の家庭です。お父さん、お母さん、高校3年の長女ディープ、中学3年の長男ヒッポ、小学5年の次女クリスティーナの5人家族だったので、子供達の年齢が自分の兄妹と近くてホッと安心したことを覚えています。

子供達が小さい頃に一家でオーストラリアに移住したらしく、両親はあまり英語が上手ではなかったですが、子供達は3人とも英語が母国語のネイティブイングリッシュスピーカー。

お父さんとお母さんとはうまく英語でコミュニケーションが取れなかったので、毎回、長女のディープに通訳をしてもらいながらの会話です。常に辞書を持ち歩き、わたしの不十分な英語力と辞書を駆使して、精一杯自分の意思を伝えようと努力しました。

ディープと一緒に現地の高校に通い、ホストファミリーと食卓を囲んでご飯を食べて、順番にシャワーを浴び、子供部屋の二段ベッドでディープと一緒に寝るという毎日。縁もゆかりもない外国の人達と家族のように過ごす生活は、英語だけではなく日本とは全く異なる文化を学ぶ良い経験になりました。

最終日にみんなで涙を流しながら別れを惜しんで抱き合ったことは最高の想い出です。3年後にディープは日本のわたしの家まで会いにきてくれました。彼女は今でも繋がっている大切な友人です。

どうしようもなく寂しくなった初めてのホームシック

この留学プログラムは、ディープが通うカトリック系私立高校の国際交流プログラムでもあり、希望する生徒の家庭がホストファミリーになるというシステムです。

そのため、子供のために純粋に異文化交流したいという目的でホストファミリーの申し出をする家庭ばかりだったため、どこの家庭も留学生を歓迎する雰囲気に包まれていました。

欧米ではホームステイは一般的な滞在手段です。わたしは4カ国でホームステイを経験しましたが、「ホームステイはどう?」と聞かれたら、それはもうピンからキリまでとあるとしか言えません。

特に国際交流なんてしたくないけど部屋が余っているしお金がもらえるならと、ビジネスと割り切ってホームステイを受け入れる家庭もあります。そんないわゆる「ハズレ」に当たってしまうと、かなり嫌な思いをしたり失望することもあります。

わたしはオーストラリアとアメリカでは素晴らしいホストファミリーに恵まれましたが、カナダはまだ中くらいだとしても、ニュージーランドでは帯状疱疹になるほどストレスが溜まるホームステイ生活を送りました。それもこれも今は良い経験だと思っています。

そんなわたしでも、オーストラリア留学では初めてのホームシックを経験しました。

ある日、末っ子のクリスティーナが両親に泣きながら不満をぶつけている光景を見てしまいました。彼女は子供部屋の自分のベッドをわたしに貸して両親の寝室で寝ることに不満を持っていたのです。大好きなお姉ちゃんのディープとわたしがずっと一緒にいることへの嫉妬もあったのかもしれません。

わたしを受け入れてくれたことによりホストファミリーに悪い影響が生まれていたんだと知り、ショックだったのを覚えています。急に自分がよそ者だということを思い知らされたような気がしました。

その光景を見た夜、日本の家族と何気ない日常を楽しく過ごしている夢を見ました。オーストラリアに来て初めて見た日本の夢です。

夜中に目が覚めた時、一瞬自分がどこにいるのかわからず、見知らぬ土地にひとりぼっちでいるような気持ちになって急に涙が止まらなくなりました。生まれて初めて自分の家族と1ヶ月も離れていることを実感した途端、どうしようもなく寂しくなったのです。

家族のありがたさを深く感じることが出来た

毎日家族といると、母が美味しいご飯を作ってくれることも、父が学費を払ってくれることも、兄妹と一緒にテレビを見ながら笑い合えることも、全部当たり前だと思ってしまいがちです。

感謝しているつもりでも、どこかで当然のことのように思ってしまいます。

マザー・テレサが「ありがとう」の反対は「当たり前」だと言ったように、人は当たり前のことには感謝をしなくなります。

「ありがとう」は「有り難う」と書きます。有ることが難しいこと、つまり、普段しないことをしてもらうと感謝の気持ちが生まれます。

でも、有り難いことって何なのでしょう。普段感謝できていない当たり前のことは本当に当たり前なのか、客観的に考える時間を持つことができたのも留学の大きなメリットです。

わたしは、小さい頃から同居していた祖父と性格が合わず、ぶつかることが多くありました。頑固でへんくつで、外では穏やかな顔をしているのに家の中で威張りちらしていた祖父が嫌いでした。

反抗期には、祖父に向かって「クソジジイ」と反発したこともあります。1ヶ月も家族の元を離れ、異国の地で留学した経験を通して、そんな祖父に対してさえ温かな気持ちが湧いてきたことに驚きました。

人は他人のマイナスの点が目についてしまう性質があります。それは人間の防衛本能で、攻撃するときに弱点を見つけやすくするためだそうです。

そのため、意識して「プラス」の側面を見ようとしないと、「嫌な面」や「してもらえないこと」ばかりに意識が向かってしまい、「良い面」や「してもらったこと」は当たり前のこととして忘れてしまいます。

しかし、この世に当たり前のことなんてありません。母が家事をしてくれることも、父が家計を支えてくれることも、兄妹と冗談を言い合えることも、本来は感謝すべきことなのです。

家族のありがたさを深く感じることが出来たオーストラリア留学の経験は、わたしでも私の宝物です。

* * * * *

芸能活動をしていた大学生のころを書いた次の記事はこちらです。

ホームステイ国別ランキングの記事はこちらです。もしよかったら、読んでください。

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【著者】近藤英恵プロフィール

セブ親子留学カウンセラー/ハナマルサロンオーナー。子供2人を連れてフィリピン親子留学後、母子で4年間の教育移住。セブの日系語学学校勤務を経て、新しい学校の設立と運営を経験。 セブでは幅広い年代・職種の日本人約2,000人の現地サポートをしながら、フィリピン人約1,000人の面接、マネジメントに携わる
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