国が違えば文化が違うのはもちろん、同じ行事でも捉え方が異なったり、楽しみ方が異なったりします。異文化体験を重ねるほど、ひとつの出来事を様々な角度から楽しめるようになるのは面白いです。
もうすぐハロウィンですね。この季節になると、ショッピングモールや病院、美容院などの受付がハロウィンのかぼちゃやお化けの飾り付けで彩られます。
ハロウィンとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているお祭りのことです。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でしたが、現代では民間行事として定着しています。子供たちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあります。(出典:ウィキペディア)
毎年、渋谷のスクランブル交差点などでは、ハロウィンの仮装をした一部の若者が群れとなって集まる光景が見られ、日本でもハロウィンの文化が浸透してきていると感じます。
フィリピン人は、一部の若者どころか小さな子供からいい大人まで本気で仮装します。お祭り大好きのフィリピン人たちがイベントにかける情熱には、毎度驚かされることが多いです。
フィリピンの各場面別ハロウィンイベントの雰囲気がわかる写真を紹介します。
この記事であなたに伝えたいこと
1.フィリピン高級集合住宅地のハロウィンパーティ
子供も本気で仮装するフィリピン
私がセブ在住時に住んでいた、ビレッジと呼ばれる塀に囲まれた高級集合住宅地内のハロウィンパーティです。1人だけ浮いている感じですが、息子は赤いレンジャーになっています。
5年前のこの時、本格的なハロウィンパーティは初体験だったので、新しい世界に出会うような興奮を味わったことを覚えています。
フィリピン高級集合住宅地内のコミュニティスペース
ほとんどのビレッジには、この写真のような共用エリアとプール、バスケットコートなどがあり、定期的にイベントが開催されます。
日本でいう、大型分譲マンションのコミュニティスペースのような感じで住民同士が交流できるのが魅力です。
子供が楽しめるアクティビティも満載
巨大なシャボン玉をつくったり、シャボン玉の中に子供が入ったりと、面白いアクティビティが満載です。
息子ははじめてのボディペインティングをしてもらい、ドキドキ緊張しながらもとっても嬉しそうでした。
この頃は、まだ母乳を飲んでいた3歳の娘に手がかかり、5歳上の息子のことは「もう何でもできる大きいお兄ちゃん」だと思っていましたが、いま写真を見返すと、「なんて小さくて可愛かったのだろう」と思います。
こんなに幼くて可愛かったことに今頃気付かされるなんて。出来ることならば、あの頃に戻って抱きしめたいです。
2.幼稚園のハロウィンパーティ
息子と娘が通っていた、セブの幼少中高一貫校の幼稚部ハロウィンパーティです。娘は小さな魔女になりきっています。
子供たちがみんな可愛くて、ひとりひとり個性があり、子供たちの衣装や表情を見ているだけでウキウキしました。
幼稚園のクラスごとに、子供たちがテーマに沿ってポーズ。今にも動き出しそうなアニメの一コマのようです。
3.語学学校のハロウィンパーティ
フィリピン人講師の本気のコスプレ
語学学校の先生たちの仮装も真剣です。この1日のために、数週間前から準備をするほど情熱をすすぎます。
中途半端なコスプレではなく、本気でハロウィンの悪霊の恐ろしさを演出するのがすごいです。ダンスパフォーマンスの完成度も高くて、もはや先生全員がエンターテイナーです。
フィリピンで働く日本人のコスプレ
3年前のハロウィン。日本人スタッフも負けじと仮装しましたが、正直、フィリピン人講師たちに負けている感は否めません。
2年前は親子で魔女とかぼちゃのコスプレをしました。本気の仮装をしようと思っても何だか中途半端になってしまうのは、やはり恥ずかしさが抜け切らないからでしょうか。命がけでイベントに取り組むフィリピン人たちを心から尊敬します。
国が違えば文化が違うのはもちろん、同じ行事でも捉え方が異なったり、楽しみ方が異なったりします。異文化体験を重ねるほど、ひとつの出来事を様々な角度から楽しめるようになるのは面白いです。
* * * * *
フィリピン最大のお祭りであるシヌログ祭り。セブのシヌログ映画祭で数々の賞を受賞した、息子の映画出演についての次の記事はこちらです。もしよかったら読んでください。