セブ親子留学からフィリピンに移住して人生が変わった2児の母の体験ブログ。教育は子どもへの最高のプレゼント、留学は子どもの将来の可能性への大きな投資です。

  1. 子連れで海外移住
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家事でも育児でも、目の前のことに全力で取り組んだら、必ず自分の財産になる。

一生懸命に取り組んだすべての経験は未来に繋がります。私は専業主婦時代にクックパッドに料理レシピを投稿し続けたことで、セブの語学学校から料理の仕事の依頼が来ました。

専業主婦を含めてどんな職業だって誰かに必要とされているから存在しているんです。家事でも育児でも、目の前のことに全力で取り組んだら、必ず自分の財産になります。

日本社会にのさばる主婦を見下す奴らなんて、いつか私が見返してやります。

専業主婦というだけで見下される悔しさ

私は、24歳で第一子を出産してから第二子が3歳になるまでの約8年間、専業主婦として育児に専念していました。

当初、私は自分なりの価値観から専業主婦になることに抵抗はありませんでした。女性は子供を出産したら子供のことを第一に考え、子供を育てることに全力を注ぎ、夫を支えるのが務めだという価値観です。

しかし、主婦の経験を通して、日本社会では専業主婦に対する評価が著しく低いということを身をもって感じました。育児という、この国の未来を担う子供を育てる重要な仕事が、日本では軽視されています。

子育ての大変さを経験したこともないオッサンが偉そうに教育論を語り、それに意見した母親に対して「主婦ごときが」と言ったのを聞いたことがあります。私自身、「たかが主婦の主張では誰も説得できない」「主婦の意見と相反する大学教授の意見があったら、100人中100人が大学教授の意見を信用する」と言われたこともあります。

確かに長年その道を研究している専門家の意見は重く響きます。しかし、専門家は絶対に間違ったことは言わないのでしょうか。

偉そうな肩書きを持つ政府の御用学者達は「日本の原発は安全だから絶対に事故は起きない」と断言してきました。そして、福島第一原発事故後、「ニコニコ笑ってる人には放射能は来ません」と言い放ちました。

「年間100ミリシーベルトまで放射線被ばくをしても健康には全く影響がない」と言いきる原発推進派の専門家もいます。しかし、国際放射線防護委員会ICRPは、どんなに低い線量であっても、がんのリスクは被ばく線量の増加に比例して増加する直線説をとっています。

原発作業員が白血病を発症した場合の労災の認定基準は、年間5ミリシーベルト以上と定められていますし、実際に、白血病を発症した複数の福島原発作業員がこの基準を元に労災認定を受けています。つまり、100ミリシーベルト未満の低線量被ばくが原因で白血病を発症したことが厚生労働省により認められているのです。

結局、専門家と言われる人達の発言はそれぞれの立場や関係する組織の損得に左右されたものに過ぎません。

しかし、この国では「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」を重視する人が多いです。また、主婦の労働価値をまったく評価せず、まるで専業主婦は知識も経験も能力もないかのように見下す人が多いです。

「何を言ったか」という内容の良し悪しではなく、「誰が言ったか」という組織や肩書きばかりに捉われる人が多いという残念な現実があります。

母親になり育児に専念したら「○○君のママ」が私の名前になった

私は、子供を出産して専業主婦になってから、自分の名前で呼ばれなくなり「○○くんのママ」「○○さんの奥さん」と呼ばれることに、ものすごく違和感を感じていました。なんというか、自分がいなくなってしまったような違和感です。

私が直接結びついている世界はどこにもなくて、子供を通してとか、旦那を通してしか社会に関わっていないという虚しさや寂しさだったのかもしれません。

その経験からか、セブに親子留学してから「ハナさん」「Ms.Hana 」と名前で呼ばれることが嬉しくてしょうがありませんでした。そして、「○○くんのママ」「○○ちゃんのママ」としか呼ばれないことを、すごく寂しく感じていたんだということに気づきました。

ママ友や子供の保護者としての横のつながりは、結局、自分自身の友達というわけではなくて、子供を通して繋がっているだけの存在のようで寂しかったのです。組織や集団に所属していない不安感と、自分の名前を呼んでもらえないという孤独感により、寂しさが何倍にも膨れ上がっていたのでしょう。

それでも、その頃はなぜ違和感を感じるのか自分でもうまく説明できませんでした。私は専業主婦で良いと思っていたはずなのに、なぜこんなにモヤモヤとした薄暗い寂しさを感じるのかわからずにいたことを覚えています。

しかし、セブに移住し、ベビーシッターのおかげで現地の語学学校にて復職することができて、私の視界はパッと明るく開けました。仕事に真剣に取り組めば取り組むほど、たくさんの人から「ありがとう」と言ってもらえること、自分の頑張りを評価してもらえるということは、私にとって大きな感動でした。

主婦の家事労働って、「ありがとう」と感謝されたり、「よくやった」とか「すごいね」と評価されることがないんです。

家事や育児には評価する物差しがないので、どれだけの時間と労力を注いだとしても評価されにくいのです。

私は日本で主婦をしていた時、誰からも認められない寂しさ、さらには世間に見下される悔しさを感じていたのだと気づきました。

人から認められることに飢えていた専業主婦時代

私は専業主婦もひとつの職業だと思って、すべてに一生懸命取り組んでいました。24時間365日休みなく続く育児に加えて、家事も一切手を抜かずに頑張っていたことを覚えています。

アトピー性皮膚炎がある息子のアレルギー検査の結果ハウスダストが陽性だったため、毎日、家中の床も壁もピカピカに拭き掃除をしていたこと。晴れの日は、毎日、すべての布団を干して両面くまなくハウスダストを落としたこと。

濡れ拭きできるプラスチック製のおもちゃは定期的に一つ一つ隅々まで拭き、布製のおもちゃやぬいぐるみはこまめに洗っていたこと。食事やおやつも出来る限り添加物のない食材で手作りをしていたこと。味噌などの調味料も原材料から手作りをしていたこと。

それらの努力は、誰にも評価されず、誰からも感謝されることはありませんでした。日本では、それらの家事労働は母親、主婦だったら当たり前だと考えられているからです。

フィリピンでは、家で料理をしないという母親がたくさんいます。料理をするのは料理人の仕事、もしくは家政婦の仕事という考え方が一般的です。裕福ではなくても大衆食堂に行けば50円〜100円くらいでお腹いっぱい食べることができます。

というか、そもそも「母親たるもの子供のために毎食手作り料理をするべき」という日本独特のクソ常識がないので食事は自由です。

私は、セブで仕事を始めた途端、専業主婦の頃と同じように努力をすることの一つ一つが大きく評価され、感謝してもらえるということに驚きました。驚くと同時に、嬉しくて仕方がありませんでした。

私自身が直接つながる仲間ができて、たくさんの人から自分の能力や日々の努力を認められ、感謝をされるということは、まさに久しぶりの感動体験でした。

日本では、仮に心で思っていたとしても、「ありがとう」や「ごめんね」、「愛してる」と言葉で素直に言うことができない人が多いです。

日本を代表する小説家の夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒が「I love you」を「私はあなたを愛しています」と和訳したのを聞いて「日本人はそんなことは言わない。『月が綺麗ですね』と訳せば伝わる。」と言ったという有名な話があります。いかにも日本人らしく趣があるといえば趣のある素敵な話です。

しかし、やっぱり愛情や感謝の気持ちは言葉でちゃんと伝えないと伝わりません。目に見える形で評価をされたり、言葉でしっかりと愛情や感謝の気持ちを表現してもらえなければ、「愛されたい」「他者に認められたい」という基本的な欲求は満たされないからです。

私は専業主婦だった頃「人から認められること」にものすごく飢えていたのだと、復職した後にわかりました。

クックパッドに投稿し続けたら仕事の依頼が来た

それでも、専業主婦時代に磨いた家事力と料理の腕は私の財産になっています。

専業主婦だった頃、幼子を抱えた自分が「子供の昼寝中に家でできる趣味」として、私はいつも隙間時間には料理の研究をしていました。そこで、せっかくだからと思い、独自のレシピをクックパッドに掲載しました。

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趣味とは言えないほどのささやかな楽しみ、というか単なる自己満足でしたが、なんとクックパッドのマイページは累計アクセス数403,568件を突破。

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そして、マイレシピが「話題のレシピ」やカテゴリ別人気検索1位となり、COOPカタログの表紙に掲載されたことが私の復職のキッカケとなりました。セブ島の語学学校の経営者から、フィリピン人キッチンスタッフに日本食の調理指導をして欲しいとお声をかけていただいたのです。
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私のクックパッドアカウント、”はるるなつ”です。

日本では主婦の家事労働はまったく評価されず、モヤモヤとした思いを抱えていたため、主婦の経験を活かして働けることは本当に嬉しかったです。

セブで働き始めた語学学校では、キッチンマネジメントの仕事だけでなく学校運営全般の仕事を任せていただきました。そして、その実績が評価され、新しい学校の立ち上げについてお声をかけていただき、開校とともに校長を任せていただくことに繋がりました。

すべての経験が自分の財産となって未来に繋がっていくんだということを実感した瞬間でした。

あなたは可能性に満ちているということを忘れないで

先日、新宿のママサークル”Blooming Mom”の3周年記念クリスマスパーティに参加させていただき思ったことがあります。最初に、参加者全員がマイクをまわして自己紹介をした時のことです。

専業主婦のママが「すみません、私は専業主婦なので場違いなのですが…」と申し訳なさそうに自己紹介をしていたのが気になりました。女性企業家などのキラキラと輝くワーキングママが多かったせいかもしれません。

どうか、専業主婦のママは自分のことを見下さないで欲しいです。あなたは可能性に満ちているということを忘れないで。

一生懸命に取り組んだすべての経験は未来に繋がります。私は専業主婦時代にクックパッドに料理レシピを投稿し続けたことで、セブの語学学校から料理の仕事の依頼が来ました。

専業主婦を含めてどんな職業だって誰かに必要とされているから存在しているんです。家事でも育児でも、目の前のことに全力で取り組んだら、必ず自分の財産になります。

日本社会にのさばる専業主婦を見下す奴らなんて、いつか私が見返してやります。

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