こんにちは。セブ親子留学カウンセラーのハナ(@harunatzy)です。
ニュージーランド大使館主催の、現地小学校・中学高校・大学・語学学校など各教育機関関係者との交流会へ行ってきました。
小学校から中学高校留学など、早期留学先としてのニュージーランドの魅力をあらためて実感する機会となった、大使館での交流会の様子を報告します。
この記事であなたに伝えたいこと
ニュージーランドってどんな国?
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ニュージーランドは南半球、オーストラリアの東側に位置します。日本は成田と羽田から直行便が飛んでいて、NZ最大の都市であるオークランドまでのフライト時間は約10時間です。
面積は日本の約4分の3(270,534 km²)とやや小さい国土に対して、人口は日本の約30分の1(約476万人)と人口密度はかなり低く、人口よりも羊の数のほうが多いことで有名です。
ニュージーランドは、アーダーン首相が現職の首相として世界ではじめての産休を取得したのに続き、ジェンター女性相が今年8月に第1子を出産する予定で、最長で3か月間の産休を取得することでも世界の注目を集めています。(参照: 朝日新聞デジタル「NZ首相に続き女性相も産休へ 出産まで自宅で執務」 )
「女性活躍」という言葉だけは掲げられているものの女性差別が根強く残っていて現実が伴わない日本とは違い、ほんとうの意味で女性が活躍している国です。
ニュージーランド大使館の交流会
在日本ニュージーランド大使館は、JR渋谷駅から20分くらい歩いて坂道をすこし上ったところにあります。各国の大使館ってなぜか坂道にあることが多い気がする、と思いながら暑さでハァハァ息を切らせて歩き、やっと到着。
門番に自分の名前を名乗り、門の中に入れてもらうと、そこはまるで渋谷ではないような静寂に包まれた空間です。
大使館の受付の方に名刺を渡して、荷物を預けると、ホールの入り口で待っているスタッフの方がウェルカムドリンクで歓迎してくださいました。
ニュージーランド大使館の窓から見える景色には日本庭園が広がっていて、なんだか日本への敬意のようなものを感じます。
エデュケーション・ニュージーランド駐日代表、北岡美佐子さんの挨拶から始まった交流会。はじめに、アーダーン首相も出演されているニュージーランドのユーモア溢れるPR動画が上映され、会場の空気はいっきに盛り上がります。
続いて、ニュージーランドの各学校の代表のプレゼンテーションです。クライストチャーチ、カンタベリー、ネルソンなどから来日された11校の代表がそれぞれの学校の説明をしてくださるのです。
やはり現地の学校長に直接話を聞くのは全然違います。教育に対する熱い想いや、現地でいかに留学生のサポート体制を整えているか、在校生の微笑ましいお話など、ニュージーランドで学生生活を送ることの魅力を再実感して感激でした。
留学先としてのニュージーランドの魅力
ニュージーランドは、小学校・中学校・高校留学などで、早い段階から単身の留学をするには一番の国です。
なんとニュージーランドは、住みやすい平和な都市ランキングで堂々の第2位に輝いています。(Global Peace Index 2017,HSBCの調査)
このランキングは、殺人などの発生率、大気汚染、人口密度、人々のフレンドリーさ、教育水準、政府の汚職、平均寿命、男女平等、自殺率、などの観点からランク付けされたものです。
「住みやすい国」や「平和な国」に関するランキング調査では、アイスランド、スウェーデン、デンマークなどの北欧諸国が上位を独占する傾向がありますが、そんななかでニュージーランドが2位に割り込んでいるのは本当にすごい。
留学先として人気の高い先進諸国と比べると物価も安いので、生活費をおさえることができるのも大きなメリットです。
その他にも、
・公立でも各学校長に学校運営が任されているので個性を伸ばす学校が多いこと
・留学生を迎え入れる学校には、政府が決めた学校職員の厳しいルールがあること
・公立の学校含むすべての学校に英語補習クラスがあり、英語力なしでも入学できることが魅力です。
私自身、大学時代にニュージーランドのオークランドに留学しました。街の美しさ、治安の良さ、人々の温かさから、大好きな国のひとつです。
いつか自分の子供も行かせたいなぁ、って今回ますます思いました。
成長しつづけるニュージーランド経済
今回、ニュージーランド大使館でお伺いして印象に残ったお話を紹介します。
ニュージーランドは、人口の約7倍の牛や羊がいるのどかな国。2018年現在、日本の人口が1億2,700万人に対して、ニュージーランドの人口は約480万人とはるかに少ないです。
しかし、ニュージーランド国民1人あたりの平均所得は約39,000ドル(USD)で、25年前の約15,000ドル(USD)から大幅に上昇しているそうです。
日本国民の1人あたりの平均所得は、約38,000ドル(USD)です。毎日長時間せかせか働いている日本人は、のんびりゆったり生きる風土のニュージーランド人にいつの間にか所得を追い抜かされていたのです。
長時間労働が当たり前で過労死が多く、15歳〜34歳までの若年層の死因の第1位が「自殺」の日本は、進むべき方向を間違っているのではないかと感じるともに、成長しつづける他国の活気とプラスのエネルギーがまぶしく見えました。
ニュージーランド産の美味しいお料理をいただき、気分は最高です。
小学校から中学高校留学など、早期留学先としてのニュージーランドの魅力をあらためて実感する機会となった交流会。
久しぶりに朗らかで明るくあたたかいニュージーランド人(Kiwi)たちと交流の場をもつことができて、とっても素敵な時間を過ごせたことに感謝です。