こんにちは。HANA’SACADEMIA (ハナサカデミア) 代表の 近藤英恵です。
当社は、”学校ではできない体験で未来を切り拓く力を手に入れる” 国内留学プログラムを提供しています。
毎年、8月に連続してやってくる私と娘の誕生日。42歳と12歳へ、またひとつ歳を重ねました。
温かいメッセージをくださった皆さま、ありがとうございます。ここ数日ちょっと心が折れそうになっていましたが、皆さまのお陰で立ち上がれたので、また新たな気持ちで走ります!
実は、先日開催した『ジュニアビジネス留学』の第2期キャンプは、1日目のプログラムを滞りなく提供した後、諸事情により急遽中止を決定いたしました。
今回は、怒涛の1泊2日で第2期キャンプを中止した理由とその経緯についてお伝えします。
この記事であなたに伝えたいこと
『ジュニアビジネス留学』深谷キャンプの概要
子どもたちの視野を広げる「体験」を通して、飛躍的な成長につながる種まきをしたい!
その想いから立ち上げたのが、当社の『ジュニアビジネス留学』。小学3年生〜中学3年生のジュニア世代を対象にした、国内短期留学プログラムです。
「やりたいことを実現する力」を磨くために、学生起業家や実業家の方々から直接受ける授業や、自ら新規事業について考えて発表するプレゼンテーションなど実践的なプログラムを提供しています。
従来型の「将来役に立つスキル」ではなく、コミュニケーション力やプレゼンテーションスキル、問題解決力など「今から使える即戦力のスキル」を学びます。
また、現在の義務教育に足りない、マネーリテラシーや、ITリテラシーのプログラムをご用意。これからの社会で必須となるコピーライティングスキル、アイデアの出し方やブランディングなど、子どもたちの”個”の可能性を広げるスキルを伸ばします。
第1期キャンプを大成功に終えて
『ジュニアビジネス留学』第1期キャンプを今年5月に開催し大成功に終え、熱いお声にお応えする形で開催を決定した第2期キャンプ。
子ども達のミッションは、偉大なる起業家・渋沢栄一のマインドを引き継ぎ、深谷の街を活性化させるビジネスを発掘することです。
8月8日〜11日、夏休みならではの体験学習やアクティビティを追加し、さらにバージョンアップした3泊4日のキャンプを開催予定でした…
※緊急事態宣言の発令に伴い、下記の新型コロナウィルス感染症対策をした上で開催する運びとなり準備を進めてまいりました。
- 希望者はオンライン参加へ変更可能(オンライン授業を配信)
- 開催1週間前から毎朝の体温・体調チェック表に記入して提出
- スタッフ・参加者様のマスクの着用を徹底
- 会場内の定期的な換気
- 食事前の手洗い(アルコール消毒)・うがいの徹底
『ジュニアビジネス留学』第2期キャンプの授業
第2期キャンプの講師として登壇してくれた学生起業家、キメラゴン君が今回の授業のダイジェストをツイートしてくれています。
この前、Jr.ビジネスキャンプで行った講義のダイジェスト。
選択肢はたくさんあるのにそれに気づかず、可能性は無限にあるのにそれに気づかず、日々を過ごす若い子が減ればいいなと思いこの話題について小中学生の子達に話しました。
可能性は無限。#感想引用リツイートで教えてね pic.twitter.com/QJ5AAanxT6
— キメラゴン (@kimeragon01) September 5, 2021
あらためて見てもグッとくる。参加者の小中学生たちの真剣な表情が忘れられないです。
子どもたちの可能性は無限。
『ジュニアビジネス留学』の短期集中キャンプで一番伝えたいことを小中学生にわかりやすく講義してくれて、本当にありがとうございました!
第2期キャンプを中止にした理由と経緯
3ヶ月間、プログラムのブラッシュアップと準備を重ねて、待ちに待った『ジュニアビジネス留学』第2期キャンプの1日目。
石川議員による「渋沢栄一の起業マインドを学ぶ」授業や、学生起業家インフルエンサーによる授業、ビジネスアイデアの授業など、すべての授業を終えた後、(今回、急遽体調不良で参加を取りやめた)講師の新型コロナウィルス陽性が判明。
そして、今回登壇した別の講師が(当講師の発症2日前に会っていたことから)濃厚接触者であることが判明し、緊急会議。
すでに遅い時間帯だったため、当講師のPCR検査を翌朝に実施してその結果を待つべきか、頭がハゲそうなほど悩みましたが、子どもたちの安全を第一に、万が一の際のリスクを拡大しないためにも、プログラムの即中止を決定。
当日中に参加者の親御様ひとりひとりへお電話にて状況をご説明した上で、2日目以降のスケジュールをすべて中止し、3泊4日のキャンプを1泊2日で早期終了しました。
本当に本当に残念で仕方がない…というより、…無念です。
学校行事がコロナで次々に中止となる中、このキャンプしかない
思い出づくりができるはずだった学校行事がコロナで次々に中止となる中、このキャンプしかないんです…という参加者の皆さまが、同じミッションとゴールに向けて仲間たちと動き出し、打ち解け始めた初日。
ビジネスアイデア発掘ツアーや学生起業家による講義を通して自らのビジネスアイデアを練り、最終日に素晴らしいプレゼンテーションを発表してくれる姿を見たかった…。そして、最後までそのサポートをさせていただきたかったです。涙
そもそも、緊急事態宣言が発令された時に、中止にすべきかどうかも胃に穴があきそうなほど悩みましたが、たくさんの方の声を受けて開催を決意。その判断が正しかったのか、また危機管理体制の改善点など、反省しきりです。
皆さまにご迷惑とご心配をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。
PCR検査結果は、全員陰性
ただ、不幸中の幸いで!PCR検査結果は、全員陰性でした!!!
濃厚接触者の講師はもちろん、今回のプログラム中にその講師と最も接触をしていた別の講師とインターン生もPCR検査を受け、3人全員が陰性でした。
皆様にはご心配、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでしたが、PCR検査結果が陰性で本当に良かったです。
また、今回のキャンプ参加者さまへ全額返金対応をさせていただくことを決定し、参加者の親御様みなさまへご案内いたしました。
今後は危機管理を今まで以上に徹底し、感染拡大防止に努めていく所存です。
キャンプ運営メンバーの皆さまへ送ったメッセージ
皆さま、第2期ジュニアビジネスキャンプでは素晴らしいご活躍をしてくださり、本当にありがとうございました!!
今回、新型コロナウィルスが急速に蔓延している状況下での開催となってしまい、参加者の小中学生を含めて、(無症状感染者の場合)誰がコロナに感染していてもおかしくない時期でした。
今や、感染対策をして、外出を極力控えている方でもコロナに感染していますし、感染者を責める世の中の風潮はおかしいなと思っています。
今回のジュニアビジネスキャンプで振り返るべき課題は、この時期においても開催することを決定した私の判断と危機管理体制の問題です。
皆さまには多大なご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
しかし、1泊2日と短いジュニアビジネスキャンプでしたが、参加者の親御様から様々なご意見をいただくなかで
「1泊でも内容が濃く、充実していたんだなぁと感じました」
「息子はとても楽しかったと大満足で笑顔を見せてくれました」というご感想もいただいています。
これもひとえに、素晴らしい講師陣、インターン生、運営スタッフが全力で頑張ってくれたおかげです!
本当に本当にありがとうございました。
今回の悔しさをバネに、またプログラムと運営体制をブラッシュアップして、コロナが落ち着いた頃に次のキャンプでリベンジしたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
この3ヶ月、朝から晩まで全力で準備をしてきたプログラムなので、中止の決断をするにあたり心が折れそうになりましたが、応援してくれる皆さまのおかげでまた立ち上がろうと決意できました。
またコロナが落ち着いた際には、次回開催ができるようにプログラムと運営体制の改善をしていきます!
運営の裏側を告白すると、、
そもそも今回の『ジュニアビジネス留学』キャンプは(一人でも多くの生徒にご参加いただきたいという思いで)赤字ギリギリの価格設定だったため、無事に開催できたとしても利益はほぼなかったのですが、1泊2日で中断して全額返金をしたため大打撃となりました。
でも、お金は別にいいんです。今回の損失は、勉強代だと思っています。
(深い学びのための研修とか学校、留学って、一回数十万円〜数百万円とかしますしね)
それよりも、ここまでに費やした時間と労力と、”思い” がデカすぎたので、精神的なショックのほうが大きくて魂が抜けました…。
もともと事業立ち上げの際に決定した「組織図」から共同経営予定者が途中で抜けることになり、今の体制のままでの事業の継続は厳しい状況でしたが、既に第2期JBCのお申し込みをいただいていたため中断はできない!とがむしゃらに進めてきました。
そして今回、(コロナについてはどうしようもないとしても)やはり無理がある体制のままで走り続けるのは大きなリスクを抱えるということを痛感しました。。。反省です。
例えば、セブ島ジュニアキャンプ事業では、今回私がひとりで抱えていたタスク量(全体の8〜9割)を、半年くらいかけて(セブと日本2拠点の)フルタイム社員5人で分担して進めていましたが、それでも想定外の問題はつきもので余裕などなかったですし。
十分な対策や準備、危機管理体制を整えるためには、このあたりのオペレーションの体制を整えないと次回開催はできないと思っています。だからこそ、またゼロから立ち上げるつもりで、まずは体制づくりを盤石にするところから進めていきます。
熱い思いは変わりません。あとは、いかに組織体制を整えて次回以降につなげるかが重要。
42歳は勝負の年!今後も壁にぶつかりまくるかもしれませんが、次回開催に向けてまた全力で頑張ります!
すべては人生の伏線
辛いときや危機的な状況のときほど、人の本質がわかりますね。
そう思うと、困難とか危機にぶち当たるのはしんどいけれど、ある意味チャンスだなと。同じ物事に対して人の言葉や態度がこんなにも違うのかっていう現実を目の当たりにすると、人の本質を見極めるための良い機会だとさえ思います。
そして、すべては伏線。
人気漫画や映画って、はじめの頃の伏線が後から回収されて「あー!そういうことか!アレがコレに繋がるのか!」っていう場面がたくさんあったりしますよね。
人生も同じ。例えば、今めちゃくちゃ辛いことがあったとしても、それはこれから訪れる「何か」の伏線ってこと。だと思うと希望があります。
だから、今まさに困難の真っただ中にいる方は、すべては人生の伏線だと思って、挫けずに未来を見据えてほしい。
人には「成功」か「成長」しかありません。たとえ成功しなくても、挑戦し続けている限り、成長できる。でも、途中で諦めて立ち止まったら「失敗」になります。
そう自分自身にも言い聞かせて、これからも歩みを止めずに少しずつ前進します。
ここ数日ちょっと心が折れそうになっていましたが、皆さまのお陰で立ち上がれたので、また新たな気持ちで走ります!