こんにちは!HANA’S ACADEMIA(ハナサカデミア)の近藤英恵です。
ハナサカデミアでは、小中高生のための起業家教育プログラム「ジュニアビジネス留学」を運営しています。これまで全国や世界各地の子どもたちと、自分のアイデアをビジネスプランとして練り上げ、堂々とプレゼンするところまで、ともに走ってきました。卒業後、実際に起業した小学生や中高生も輩出しています。
詳しくはからご覧いただけます。
そして、このたび、令和8年度 深谷商工会議所青年部|YEGの地域活性化委員長を拝命いたしました。
深谷で生まれ育ち、18歳でこの街を離れた私が、巡り巡って今こうして地元の未来を担う立場をいただき… 感慨深い思いです。
任せていただいたからには、本気でやります!
YEG(Young Entrepreneurs Group)の委員長として今年度始動する新しいプロジェクトを、ハナサカデミアのブログでも紹介させてください。
この記事であなたに伝えたいこと
SHIBUSAWA CUP〜ジュニアビジネスチャレンジ〜

君のアイデアが、本物のビジネスになる。
うまくいくかは分からない。だから、面白い。
SHIBUSAWA CUP〜ジュニアビジネスチャレンジ〜は、子どもたちが全力で「ビジネス」を経験する、2段階構成の起業家教育×実践プログラムです。
8月の審査会で選ばれた5チームに、ビジネス資金10万円と、11月の産業祭での出店権が渡されます。
つまり、アイデアを発表して終わり、じゃない。
仕入れて、つくって、お客様に売って、お金をいただく。
「考える」から「やる」まで、ぜんぶ経験できるプログラムです。
なぜ、深谷でこの企画に挑むのか
いま、社会が急速に変化をしています。
私たちが子どもの頃に学んだ「教科書の知識」だけでは、もう通用しない時代です。
AI、グローバル化、終身雇用の崩壊。
社会の前提そのものが、急速に変わっていますよね。
こんな時代に必要なのは、正解のない問いに挑戦できる力。
そして、自分の手で価値を生み出せる力です。
文部科学省・経済産業省も、こうした課題意識から、起業家教育(アントレプレナーシップ教育)の全国普及を推進しています。でも、学校という枠組みだけでこの教育を完結させるのは、現実的にとても難しい。
だからこそ、教育の専門家ではない、現場で事業を営む大人たち、
私たち「地域の経営者」が主体となって、子どもたちにリアルなビジネスの場を提供する。
深谷YEGとしてSHIBUSAWA CUPを立ち上げた背景には、そんな時代認識があります。
そして。ここからは、もう少し個人的な話をさせてください。
ハナサカデミアの「ジュニアビジネス留学」では、これまで子どもたちと一緒に、一人ひとりの個性が光るビジネスプランを “大人顔負けのプレゼン” として仕上げるところまで挑戦してきました。
ただ、そこまで磨き上げた商品やサービスを、実際にお客様の前に立って「売る」ところまでは、まだ手が届いていませんでした。
ビジネスプランコンテストは全国にたくさんあるけれど、その先の “本当に出店する” までセットになった場は、ほとんどない。
今回、深谷YEGの委員長として何ができるかを考えたとき、答えはひとつでした。
ここでしか味わえない、本気の挑戦の場をつくる。
深谷市は「日本資本主義の父」渋沢栄一翁の生誕地として「道徳経済合一説」の理念が根付く地域であり、この精神を次世代に継承していくことも、深谷YEGの大切な役割のひとつだと思っています。
そう決めて生まれたのが、「SHIBUSAWA CUP〜ジュニアビジネスチャレンジ〜」です。
SHIBUSAWA CUPの3つのポイント|小中高大学生ビジネスコンテスト

ほかのビジネスコンテストにはない、本企画ならではの特徴3つをご紹介します。
POINT 01|本物のビジネスを、産業祭で
審査会の上位5チームに、実践予算10万円が一括前払いされます。
仕入れ・製造・販売・収支報告まで、ぜんぶ自分たちで担当。
11月の産業祭(深谷市最大級の地域イベント)には、自分たちのブースを構えて出店するのです。
自ら企画した商品を実際に販売するというリアルな体験は、教室では得られません。
POINT 02|深谷の経営者から、直接アドバイス
審査員は、深谷市長・深谷商工会議所 寺田会頭・YEG会員企業の経営者など、深谷を動かす大人たち(参画予定)。
普段、子どもが直接話す機会のない、第一線で活躍する経営者たちが、ひとつひとつのアイデアに真剣に耳を傾けます。
質問を受け、フィードバックをもらい、ときに熱い指導を受ける。
それ自体が、一生心に残る経験になります。
POINT 03|専属メンターが、最後まで伴走
審査会を通過した5チームには、YEGの委員が専属メンターとしてつきます。
8月から本番までの3ヶ月間、丁寧に伴走し、真剣に経営者目線でサポート。
アイデアをカタチにする道のりを、一緒に走り抜けます。
「自分たちだけでやる」のではなく、「先輩経営者と一緒にやる」。
それがSHIBUSAWA CUPです。
こんな子どもにおすすめ
- アイデアをカタチにしてみたい!
- 学校ではできない経験がしたい!
- 仲間と一緒に挑戦したい!
- 将来、起業や経営に興味がある
- 人前で発表する自信をつけたい
完璧なプランじゃなくてOK。
失敗しても、だいじょうぶ。やってみたい、という気持ちだけで十分です。
起業家教育プログラムに参加した子どもの声
「ビジネスへの挑戦って、本当に子どもを変えるの?」
そう感じる保護者の方も多いと思います。
そこで、ハナサカデミアの「ジュニアビジネス留学」に参加してくれた子どもたちの声を、3人だけご紹介させてください。
たいせいくん(中学1年生・大阪府)
「人前での発表が、とにかく苦手でした。
でも、自分のアイデアを発表したら、こんなふうに褒めてもらえる、共感してもらえるんや!と感じて、自信がすごいつきました。
もっと前から知っておけばよかったなって思います。」
エリカさん(中学3年生・愛知県)
「自分は今何が好きで将来何をしたいか、全然考えていなかったけど、
今回のビジネスキャンプを通じて、自分が将来どうやって稼ぐか自分の将来が楽しみになりました!」
善太くん(小学6年生・埼玉県)
「最初は、みんなの前でしっかりプレゼンできるか心配でした。
でも、普段の生活ではなかなか出会えないような友達やメンターと出会えて、本当にたくさんの刺激をもらったし、そのおかげで前よりも積極的になれたと思います。」
「(実際に)キャンプでのメンターからのアドバイスがきっかけで、自分でも地域活性化グッズをつくってオンラインショップを始めました。」
「将来はコンサルタントになりたい。メンターになれるくらい頑張りたいです。」
善太くんは、地元・吉川市の特産品であるナマズを使ったグッズを開発・販売する「we love yoshikawa」というプロジェクトを、小学生にして自分で立ち上げています。
キャンプで出会った言葉が、本物の行動につながった一例です。
「自分のアイデアが、誰かに届いた」
「自分の言葉が、応援された」
そのたったひとつの経験が、子どもの内側にあった可能性に火をつけます。
机に向かう勉強では味わえない、人前で表現し、応援される経験でしか生まれない変化があるのです。
SHIBUSAWA CUPでは、その経験に「お客様に自分たちの商品を買っていただく」リアルが加わります。
達成感はもっと大きく、学びはもっと深くなるはずです。
【お知らせ】対象を、全国の子どもたちに広げました
ここで、ひとつ大事なお知らせがあります。
当初、本プロジェクトの応募資格は「深谷市内に在住または在学の小中高大学生」と定めていました。
このたび、より多様なアイデアと挑戦者を迎え入れるために、対象を全国の小中高大学生に拡大することが決定しました。
東京からでも、大阪からでも、北海道からでも、応募可能です。
「渋沢栄一の地で、ビジネスをやってみたい」
そう思う子どもたちが、地域や距離を越えて深谷に集まる。
それは、深谷というまちを、全国の子どもたち・保護者の皆さまに知っていただく絶好の機会でもあります。
「稼ぐ」だけじゃなく、「使う」までが学びになる仕組み
SHIBUSAWA CUPには、もうひとつ大切な特徴があります。
それは、実践出店で生まれた利益を、深谷の地域通貨「ネギー」で還元すること。
なぜ、現金ではなく地域通貨なのか。
理由は、渋沢栄一翁の「道徳経済合一説」にあります。
商売は、社会のためになることでなくてはならない。
商売とは、お金を稼ぐ手段ではなく、誰かに価値を届ける営みである。
それが、渋沢翁の遺してくださった思想です。
だからこそ、子どもたちにとっての「商売の学び」は、稼いで終わりではなく、稼いだお金がどこで・どう使われるかまで含めて完結させたい。
ネギーは、深谷市内のお店で使える地域通貨。
表彰式のあと、子どもたちは家族と一緒に深谷のまちを歩き、ネギーで深谷の商品・サービスを買い、レンガの街並みでお茶を飲み、渋沢栄一生誕地の名産品を持ち帰る。そんな時間が生まれるはず。
「商売で稼ぐ → 地域で使う → 地域が潤う」
この小さな循環を、自分の手と足で体感する。
それは、AI時代を生きる子どもたちにとって、お金とは何か・経済とは何かを肌で知る、貴重な原体験になります。
そして、全国から参加してくださる皆さまにとって、ネギーは深谷を楽しむパスポートでもあります。
ご家族の週末旅も兼ねて、深谷というまちを存分に味わっていただけたらと思います。
ところで、深谷ってどんなところ?

ここで少しだけ、深谷というまちのご紹介を。
埼玉県の北部に位置する深谷市は、東京駅からも新宿駅からも電車で1本(約1時間半)。意外とアクセスが良いんです。
- 新一万円札の顔・渋沢栄一翁の生誕地
- 東京駅と同じ赤レンガ造りの深谷駅
- 日本一の生産量を誇る深谷ねぎ・深谷ブロッコリー
- 「ゆるキャラ for チルドレン」で初代グランプリに輝いたふっかちゃん(今回のSHIBUSAWA CUP審査員の1人!)
歴史と農業と文化、これからの教育。
渋沢栄一翁が「合本主義(みんなで力を合わせて事業を起こす)」を唱えたこのまちで、令和の子どもたちがとことん挑戦をする。
それが、SHIBUSAWA CUPです。
ぜひ、ご家族でこの機会に深谷へ。
新しい挑戦の場として、新しい旅先として、深谷の魅力に触れていただけたら嬉しいです。
SHIBUSAWA CUP 応募からビジネス実践までの5ステップ

まずは、6月6日のキックオフ説明会へ
プロジェクトの全貌をお伝えするキックオフ説明会を、6月6日(土)に開催します。
「興味はあるけど、うちの子にできるかな…」
「3名以上のチームってどう組めばいいの?」
「東京から本当に応募していいの?」
そんな疑問は、ぜひ説明会で直接聞いてください。
参加・不参加に関わらず、どなたでも歓迎です。
キックオフ説明会
- 日時:2026年6月6日(土)13:00〜14:00
- 会場:深谷商工会議所 2F会議室
- 対象:全国の小中高大学生・保護者・教員の皆さま
※ご都合が合わない方は、後日アーカイブ録画をお送りします
応募概要
- 応募締切:2026年8月20日(木)17:00
- 参加資格:全国の小学生・中学生・高校生・大学生(3名以上のチーム単位)
- 参加費:無料
※小中学生は、産業祭での出店の際に保護者1名以上の同伴が必須です
応募フォーム
お問い合わせ
深谷商工会議所青年部/加納
TEL:048-571-2145(平日 8:30〜17:15)
HP:https://fukaya-yeg.jp/
おわりに
最後に、渋沢栄一翁の言葉を。
夢なき者は理想なし、
理想なき者は信念なし、
信念なき者は計画なし、
計画なき者は実行なし、
実行なき者は成果なし、
成果なき者は幸福なし。
渋沢栄一翁が遺してくださったこの言葉を胸に、子どもたちの「夢」と「実行」に伴走してまいります。
そして、全国の子どもたち・保護者の皆さまへ。
このプロジェクトは、深谷の子どもだけのものではなく、これからの時代を生きる子どもたち全員に開かれた場です。
「ちょっと面白そうかも」
「うちの子が興味を持ちそう」
「東京からでも応募できるなら、行ってみようかな」
そんな小さなきっかけからで、十分です。
完璧なビジネスプランじゃなくてOK。
失敗しても、だいじょうぶ。
深谷で会社を経営している大人たちが、本気で君たちを応援します。
ぜひ、6月6日のキックオフ説明会に、足を運んでみてください(あとから録画視聴もOKです!)
お子さまの「やってみたい」に、全力で伴走する大人たちが、深谷でお待ちしています。



