こんにちは。HANA’SACADEMIA（ハナサカデミア）代表の 近藤英恵です。
この夏、渋沢栄一新紙幣発行により大きな盛り上がりをみせる埼玉県深谷市で、『ジュニアビジネス留学』第９期キャンプを開催しました！
「起業家になりたい！」「将来の夢を見つけたい！」そんな子どもたちの熱い想いを、たった４日間で現実に近づけることができるとしたら？
2024年7月、わずか４日間で、参加者の小中高生たちが驚くべき成長を遂げました。学生起業家による直接指導、SDGsビジネスを発掘する街探検ツアー、そして海外の高校生起業家との交流。学校では決して得られない経験の数々に、子どもたちが目を輝かせながら挑戦していたのが印象的です。
あるお母様はこう語ります。「（小４のお子様に）『色々学べて良かったね』と言ったら、本人は学んだという感覚が無く楽しさの方がまさっていたようで、楽しいから自主的に取り組めたのだろうなと、親としては１番良い学習環境だなと思いました。」
AIの進化が加速する新しい時代。予測不可能な時代を生きる子どもたちは、従来の教育だけでは不十分です。このレポート記事では、「未来を切り拓く力育むビジネスキャンプ」の全貌をお伝えします。
※最新の『ジュニアビジネス留学』小中高生のビジネスキャンプ2024はこちら↓
この記事であなたに伝えたいこと
国内留学で学ぶビジネスキャンプの魅力
HANA’SACADEMIA（ハナサカデミア）が主催する「ジュニアビジネス留学」は、“学校ではできない体験で未来を切り拓く力を手に入れる” をコンセプトにした小中高生向けの国内留学ビジネスキャンプです。
2024年夏休みに開催された第９期キャンプでは、小学４年生から高校１年生までの子どもたちが参加し、起業家精神と実践的なビジネススキルを鍛えました。
第９期キャンプの概要
- 日程: 7月28日〜31日（前泊・後泊プラン参加者は7月27日〜8月1日）
- 場所: 埼玉県深谷市（宿泊施設：きん藤旅館）
- 参加者: 28名（小学生13名＋中高生15名）※数名キャンセルあり
- 現地運営スタッフ（講師・メンター含む）: 15名
- ミッション: 深谷市を活性化するSDGsビジネスをプレゼンする！
【キャンプ開催地】埼玉県深谷市
キャンプ開催地は、新一万円札の顔となった渋沢栄一さん生誕の地、埼玉県深谷市。東京駅から約1時間20分という比較的アクセスしやすい立地ながら、自然の緑が溢れ、最新テクノロジーと農業をかけ合わせた「アグリテック」の開発が盛んな街です。
１〜３日目は大型バスで深谷市内の授業会場や様々な施設を巡り、４日目は埼玉グランドホテルでプレゼンテーション発表会や特別コンサート、卒業式を開催しました。
【宿泊施設】きん藤旅館
今回の宿泊施設は、創業199年の歴史ある旅館きん藤。ジュニアビジネス留学の参加者で貸し切りにさせていただきました。全館建て替えリニューアルをしたばかりでピカッピカの綺麗なお部屋も、栄養バランスよくボリュームたっぷりの食事も、参加者の満足度が高かったです！
【起業家教育の新たな形】ジュニアビジネス留学の特徴
１. 学生起業家による実践的な授業
キャンプ参加者（ジュニア起業家）のミッション達成のために、５名の学生起業家が講師として、以下のテーマで授業を行いました。
- マネーリテラシー：消費・浪費・投資
- キャリア選択：選ぶこと、選ばれること
- SDGsと渋沢栄一：ビジネスにおける価値の生み出し方
- 起業家マインドセット：なぜビジネスの世界に飛び込むのか
- プレゼンテーションスキル：効果的な資料作成と発表方法
学生起業家の講師陣がそれぞれ具体例を交えながら、自分の行動次第で人生は飛躍的に変わること、夢を実現するためのロードマップ作成法や、今は”お父さんお母さんから与えてもらっている側”の子どもたちに対して、与える側になり、誰かに貢献する、価値を提供することの大切さを教えました。
２. ビジネスアイデア発掘ツアー
参加者たちは深谷市内の商店街を探検し、地元企業の経営者にインタビューを行いました。320年以上の歴史を持つ老舗店「ときわ園」や「濱岡屋」、「きん藤旅館」では、事業継続のコツや差別化戦略について学びました。
３. 渋沢栄一から学ぶ起業家精神
渋沢栄一ゆかりの地や旧渋沢邸「中の家」を訪問し、“近代日本経済の父” といわれる渋沢栄一の起業家精神について学びました。渋沢栄一アンドロイドによる講話も子どもたちは興味津々の様子でした！
４. グローバル視点・視座の育成
- レベル別 実践英語クラス
- オーストラリアの高校生起業家とオンライン交流会
- ジュニア起業家のための法律講座
- 世界で活躍するアーティストによる特別コンサート
など、新たな時代に活躍できるスキルを学ぶだけでなく、子どもたちは様々な価値観や知見に触れ、感性を磨き、視野を広げる体験を重ねていきます。
さらに、今回のコンサートでは、サプライズで学生起業家メンター３名がダンスを披露！また、第9期キャンプ参加者有志で結成したダンスチームも、休み時間などのスキマ時間に練習を重ねて素晴らしいダンスパフォーマンスを披露し、会場は大盛りあがり！子どもたちにとって最高のコンサートになったと思います。
５. サマーアクティビティでチームワーク向上
川の博物館でのサマーアクティビティや、ふかや花園リゾートGRIMでBBQ大会＆キャンプファイヤーなど、学びも遊びも全力投球！準備から片づけまで、みんなのチームワークでスムーズに進めることができて、チームの結束力がどんどん上がっていることを実感しました。
６. ビジネスプラン作成とプレゼンテーション
子どもたちは学んだ知識を活かし、深谷市を活性化するSDGsビジネスプランを作成。プレゼン成功のための発声法も学び、最終日には参加者全員が自ら考えたビジネス案のプレゼンテーションを発表します。
一人ひとりの個性が光っていて、創造的な素晴らしいアイデアばかり！キャンプの集大成となるプレゼンテーション発表会では、堂々と発表する子どもたちの表情に大きな成長を感じて感動しました！
【卒業式】個性を伸ばし自己肯定感を高める
弊社ビジネスキャンプの卒業式では、プレゼン優秀者だけでなく、参加者一人ひとりの「個性」も表彰しています。
ちなみに今回、表彰させていただいたアワードの一部を紹介させていただくと、
・Most Proactive Award (もっとも積極的で賞)
・Most Caring Award (もっとも思いやりがあるで賞)
・Most Amiable Award (もっとも親しみやすいで賞)
・most Resourceful Award (もっとも機転が利くで賞)
・Most Reliable Award (もっとも頼りになるで賞)
・Most Obedient Award (もっとも素直で賞)
・Most Creative Award (もっとも創造的で賞)
などなど。４日間のプログラムを通して、参加者全員のキラッと光る部分を見つけ、表彰させていただきました！
今までの学校教育では、偏差値などの「認知能力」が重視されてきましたが、近年の研究では、コミュニケーション力や主体性、創造性、自己肯定力などの「非認知能力」こそが生涯年収や人生の豊かさ等に大きな影響を与えるというデータが出ています。
多様な子どもたちを平均的な型にはめ込んだり、【成績が優秀か・優秀じゃないか】みたいな画一的な評価だけを子どもの「価値基準」にしてほしくないという思いから開催している”個性”の表彰式。
ありのままの個性に価値があるっていうことを肌で感じてもらえたら嬉しいです。
【小中高生の感想】国内留学ビジネスキャンプの成果
今回も本当に嬉しいご感想をたくさん頂きました！キャンプの参加者、保護者の皆様から頂戴したご感想の一部を紹介します。
参加者の声
\小学６年生 善太くん/
僕は今回のキャンプでたくさん貴重な経験ができました。すごい刺激をもらえるような友達もできたし、メンターの方たちもすごく優しく接してくれて、本当に楽しい5日間になりました！
中でも楽しかったことが、旅館で夜に友達と一緒に教え合いながらプレゼン資料を作成したり、授業で教えてもらった身振り手振りや発声法を活かして、みんなの前でプレゼンをしてたくさんの拍手をもらったり、終わった後に友達からめちゃくちゃよかったよ〜と褒められたことです！
\中学校１年生 Aさん/
とても楽しかった、良い経験になった。仲間から多くの刺激を受けた。
\小学６年生 Smileさん/
学生起業家の先生の授業で、起業をする方法を教えてくれて、わかりやすかったし、勉強になった。
\中学３年生 Aくん/
プレゼンの方法を知れて、ためになった。
起業するのは、簡単そうで難しい。それをやっている学生起業家はすごいと思った。
保護者の声
保護者の皆様からも、子どもたちの成長を実感する声が多く寄せられましたのでご紹介します。
\小学４年生 りくくんのお母様/
息子はとても楽しかったようで、帰って来て早々に「次も参加したいからカレンダーにメモ入れといて」と言われました。
ビジネス留学の動画も何度も繰り返し見ていて、特に賞を貰った子のプレゼンを見返したり、渋沢栄一のYouTube動画を見たりして、振り返りをしているようでした。「色々学べて良かったね」と言ったら、本人は学んだという感覚が無く楽しさの方がまさっていたようで、楽しいから自主的に取り組めたのだろうなと、親としては１番良い学習環境だなと思いました。また次も是非参加させていただきたいです。
\小学６年生 あさひくんのお母様/
とても楽しかったと言っています。キャンプに参加して、色々なお話を聞かせていただいて、起業のイメージが具体的に持てたと話しています。
また、プレゼンするのは資料作成も含めて、難しかったけれど、助けてもらいながらできたと達成感を味わえたようです。
何よりも、全国の色々な地域から来られる参加者の方やスタッフさん、ツアーで伺ったお店の人、たくさんの出会いが楽しかったと。保護者としても、帰宅した時の充実感と自信に溢れた表情を見ることができて、嬉しくなりました。
\小学６年生 えまさんのお母様/
短い期間でしたが、自分で発案する、調査するといった起業の第１歩を体験させていただき、またメンターや講師の皆様との素晴らしい出会いをさせていただき、ありがとうございました。
参加前の顔合わせ会から、アフターフォロー等もしっかりされていて参加出来てよかったと思います。
\小学５年生 シュンヤくんのお母様/
コンサートが1番楽しかったみたいです。はじめて、聴く音楽だったみたいですが、とにかくよかったと話してくれました。ダンスを披露してもらったのも、凄くうまかったと話してくれました。
いろんな事がはじめての経験でしたが、あっという間の四泊五日だったと思います。行きの顔つきにと、帰りの顔つきが変わっていて、お兄ちゃんの顔つきになったように思います。盛りだくさんの企画でありがとうございました。
\中学１年生 さえさんのお母様/
お迎えに行った開口1番に、次も絶対に行く！という子どもの声に、参加させていただき本当に良かったと思いました。子どもが始終、本当に楽しかったようで、1日経ってもまだ興奮冷めやらず。キャンプではこうだった、ああだったと楽しそうに話してくれる姿に、親子共々、大満足です。
キャンプ中は、細やかに沢山のお写真や動画のシェアなどご連絡をしてくださり、終始安心してお任せできました。親ではしてやれない、娘にとって貴重な楽しい機会をいただき、重ね重ねありがとうございました。
子どもからは、夜遅くまで、メンターの先生方と一生懸命プレゼンを作成した事が、とにかく楽しかった！とのこと。また次回も、どうぞ宜しくお願いします。
\中学１年生I.Hさんのお母様/
先程、無事に横浜で息子に会うことができました。たくさん刺激を受け、将来についても色々な角度からみることも学んだようで、明日ゆっくり話しをするのが楽しみです。
来週から療育が始まりますが、ADHDでも起業できるみたいだよ、と前向きな声で一番に話してくれましたので、特性と上手く付き合いながら将来に希望持っていきたいと思います。
自分の特性にこのような肯定的な気持ちになったのは100%今回のキャンプのおかげです。本当にありがとうございました！
すべてを紹介しきれず恐縮ですが、たくさんの方々から嬉しいお言葉いただき本当に嬉しいです。心からありがとうございます！
ジュニアビジネスキャンプの動画
４日間の子どもたちの様子とキャンプの雰囲気がわかる動画を紹介します。
『ジュニアビジネス留学』キャンプのメンター、RYU先生が超短期間でスピード動画編集をした思い出ムービーです。見返すたびに子どもたちの目まぐるしい成長と感動が蘇るほど、臨場感溢れる動画なので、ぜひご覧ください。
第９期キャンプ思い出ムービー
思い出ムービーのBGMは、キャンプ最終日の特別コンサートで演奏されたアーティストの方々が制作してくださった、ジュニアビジネス留学のテーマ曲「ヒカリ」。キャンプ参加者の子どもたちの表情、成長の様子、親御様の愛、言葉などから生まれた曲です。
【まとめ】未来を切り拓く力を育むビジネスキャンプ
ジュニアビジネス留学キャンプは、従来の学校教育では得られない体験を通じて、子どもたちの「未来を切り拓く力」を育成しています。インタラクティブなプログラムを通じて参加者たちは以下のスキルを磨きました。
- コミュニケーション力
- プレゼンテーションスキル
- 問題解決力
- クリエイティブ思考
- ITリテラシー
- マネーリテラシー
これらのスキルは、AIが進化する未来社会でも重要となるスキルです。
【最後に余談】親への感謝状と伝えたいこと
これは…書こうか書くまいか悩んだのだけれど、
大切な思い出の記録として、書かせてください。
第９期キャンプの最終日、私は一生忘れられない経験をしました。
それは、子どもたちにとっても、単なるビジネススキルの習得を超えた、人生の大切な教訓を学ぶ機会となったと思います。
最終日クライマックスの特別コンサートの会場（端っこの席）に、私の両親を招待したのです。
スキルス胃がんのステージ４で余命宣告をされている父とその介護をする母、本事業立ち上げ当初から ”影” でたくさんサポートをしてきてくれた両親に、キャンプの ”日なた” となる会場で、子どもたちの輝く姿を見てほしくて。
音楽が大好きな両親は嬉しそうにコンサートやダンスパフォーマンスを鑑賞していて、もしかしたら最期かもしれないこの機会に招待できて本当に良かった…！と思いました。
そして、コンサートの後は、卒業式。
上記でお伝えしたように、当キャンプの卒業式では、プレゼン優秀者だけでなく、参加者一人ひとりの「個性」を表彰しています。
ちなみに、今回のキャンプで、うちの娘が受賞したのは、Most Reliable Award (もっとも頼りになるで賞) 。この表彰式は、多様性を認め、一人ひとりの個性を肯定する重要な機会として実施しています。
そうやって、キャンプ参加者全員のキラッと光る「個性」を表彰させていただき、みんなが溢れる笑顔で、式典の幕を閉めようとした時。
学生起業家メンターの息子 コンドウハルキ が、マイクを持ち、突然のひと言。
「実は今日、キャンプ代表の両親、つまり僕の祖父母が見学に来ています。」
え！？？
息子の手には花束が。
瞬時に、息子を筆頭にスタッフ・メンターのみんなが影で両親のために準備してくれていたことを知り、涙が溢れてしまいました。
息子は、祖父母（私の両親）に用意した賞状を手に持ち、いきなりのサプライズ表彰式です。
影でずっとサポートをしてくれた祖父母へ、「縁の下の力持ちで賞」を表彰する息子。
そこで突然マイクと花束を手渡された私は、言葉に詰まりながらも、両親への感謝の気持ちを、一言一句に思いを込めて、精一杯の言葉として伝え、父に花束を贈呈させていただきました。
このような機会をつくっていただいた運営スタッフ・メンターの皆様、協力してくれた参加者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました！
また、これで終わらないのが『ジュニアビジネス留学』です。
ここからは参加者の子どもたちへのサプライズ（これは計画通り）。
マネーリテラシーの授業で、「消費・浪費・投資」について学んだ子どもたちに、「あなたの親御さんは、どんな思いであなたの経験に『投資』をしてくれたと思いますか？」と問いかけます。
当ビジネスキャンプの参加費やコストなどを正直に伝え、なぜ親御さんはその（そこそこ大きな）お金を自分のために使わず、子どもの経験に投資したのか？どんな思いであなたをこのキャンプに送り出したのか？ 子どもたちにじっくりと考えてもらったところで、
実は、その答えとして、キャンプ参加者全員の親御様から手紙を預かっていることを伝え、一人ひとりに手紙（もしくは動画メッセージ）を手渡しました。
みんなの目の前で私が泣きながら両親に感謝の言葉を伝えたことも影響したかもしれませんが、この４日間のキャンプの過程ひとつひとつや、親御様からの温かい手紙の内容など、きっと様々な点が繋がり、キャンプ参加者の小中高生ほぼ皆が手紙を読みながら涙を流していました。
これだけ深い愛情に包まれていることはもちろん、普段「当たり前」だと思ってしまいがちな日常への感謝の気持ちも噛み締めたキャンプになったのではないかと思います。
成長と感動の４日間｜第９期キャンプに参加してくれた皆さんへ
このキャンプで得た経験は、必ず、参加者たちの人生の財産となります。
今後、大きな困難に直面することもあると思います。ですが、この４日間、朝から晩までハードなプログラムに真剣に取り組み、様々な課題を解決し、最終日に立派なプレゼンを発表できたあなたなら、どんなことも乗り越えられるでしょう。
あとね。
大切な人がいつまでも元気で目の前にいるとは限りません。
私たちは皆、限られた命の時間を生きています。
「いつもありがとう」
大切な人には、しっかりと今の思いを伝えてください。
感謝の心や大切な思いを、恥ずかしがらずに伝える勇気。それこそが、真の起業家精神の根幹にあるものだと思います。
「ジュニアビジネス留学」は、単なるビジネススキル習得の場ではありません。自己肯定感を高め、感謝の心を育み、人生の大切な教訓を学ぶ場です。
このかけがえのない経験が、参加者たちの人生を豊かにし、未来を切り拓く力となることを、スタッフ一同心から願っています。
あなたたちとともに創り上げたこの４日間は、私たちにとっても大きな財産です。
第９期キャンプに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました！
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次回の小中高生向け起業家教育キャンプ情報
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