「ママ!12月25日からまたキャンプに行くから!」
セブ島から9日ぶりに帰ってきた小学3年生が、玄関で「ただいま」を言った、そのすぐ次のひとことだそうです。お母さまが教えてくださいました。
初日。成田空港でお預かりするとき、集合場所でいちばん緊張していたのは、実はお子さんではなく保護者の方。「うちの子、大丈夫でしょうか」。何人もの方から、そう声をかけていただきました。
正直に書くと、私も毎回こわいです。13回やっても、出発前の晩は落ち着きません。
総勢76名。9日間。ミッションは、ひとつだけ。
「セブ島の人々を笑顔にする日本文化ビジネスを発掘せよ!」
2026年8月1日から9日まで、フィリピン・セブ島でジュニアビジネス留学の第13期サマーキャンプを開催しました。参加してくれたのは小学1年生から高校3年生まで42名。うち6割以上が小学生です。ごきょうだいを含む保護者18名と、運営スタッフ・メンター16名を加えて、総勢76名で創り上げた9日間でした。
「起業体験」と聞くと、意識の高い子が行くところに聞こえるかもしれません。でも、実際に来るのはふつうの小学生です。英語力は問いません。事前に準備してくることも、特にありません。
チームで会社をつくり、現地のモールでセブの方に英語でインタビューをして、最終日は英語でプレゼンをします。
そして毎回、同じことが起きます。子どもは、任されると変わります。
ちなみに帰国後のアンケートで、いちばん印象に残ったプログラムの1位はジンベイザメツアー、2位は最終プレゼンテーション発表会でした。いちばん楽しかったことと、いちばん大変だったことが、並んで入っています。
この記事でわかること
- 9日間で子どもたちが実際にやったこと(Day1〜Day9の全日程)
- 現地の小学校での交流会、モールでのリサーチ、英語プレゼン本番の中身
- 参加者42名全員に、それぞれ違う賞を贈る卒業式のこと
- 参加者・保護者の声と、第13期キャンプで私たちが見つけた課題
- 海外キャンプを選ぶときに、何を見ればいいか
最終日に成田で保護者の方にお返ししたときの表情は、預かったときとはかなり違っていました。ここから先は、その9日間で実際に起きたことです。

この記事であなたに伝えたいこと
【第13期の概要】セブ島に集まった総勢76名の9日間
第13期キャンプは、2026年8月1日(土)から8月9日(日)。フィリピン・セブ島のMontebello Villa Hotelを拠点に開催しました。
- 日程:2026年8月1日(土)〜8月9日(日)/8泊9日
- 開催地:フィリピン・セブ島(宿泊:Montebello Villa Hotel)
- 参加者:小学1年生から高校3年生まで42名(小学生26名/中学生13名/高校生3名)
- 同行:保護者・同伴のごきょうだい18名
- 運営:スタッフ・メンター・アドバイザー16名
- 総勢:76名
- ミッション:「セブ島の人々を笑顔にする日本文化ビジネスを発掘せよ!」
参加者の6割以上が小学生です。「小学生に海外で起業体験は早いのでは」と思われるかもしれません。でも実は、いちばん動き出しが早いのは低学年の子だったりします。年齢が下の子ほど「できない理由」を先に考えないからだと思っています。
チームは学年混成の少人数制で、屋外での活動は1チーム6〜8名にスタッフ・メンターがつきます。そのうえで、チームの中はさらに3つの役割に分かれます。
- 企画開発(Planning):ビジネスモデルを設計し、プレゼン資料をつくる
- マーケティング(Marketing):市場を調べ、現地の課題をリサーチする
- クリエイティブ(Creative):動画やSNSでどう伝えるかを考える
全員に役割があることが、この9日間の設計の中心にあります。


【9日間の流れ】Day1からDay9まで、何をしたのか
| 日程 | 主な内容 |
|---|---|
| Day1(8/1) | 成田を出発しセブ到着。ウェルカムパーティ、チーム発表、ミッション説明 |
| Day2(8/2) | 学生起業家による講座。チームで会社づくりスタート、市場調査へ |
| Day3(8/3) | 英語ワークショップ①、探究プロジェクト始動 |
| Day4(8/4) | 現地小学校での異文化交流会、TOPSなどセブ島リサーチ |
| Day5(8/5) | 英語ワークショップ②、事業計画の作成と模擬プレゼン |
| Day6(8/6) | ジンベイザメシュノーケリング(オスロブ)、フィールドワーク② |
| Day7(8/7) | 英語ワークショップ③、プレゼン資料の最終調整とリハーサル |
| Day8(8/8) | 最終プレゼンテーション本番・表彰式・卒業式・フェアウェルパーティ |
| Day9(8/9) | セブ発。成田空港到着、解散 |
前半は「調べる」、中盤は「つくる」、後半は「伝える」。この順番を崩さないようにしています。
そして毎晩、子どもたちが部屋に戻ったあとに、運営メンバー全員でミーティングをします。話すのはプログラムの進み具合ではありません。「今日ほとんど声を出していない子は誰か」「食事を残した子は誰か」「チームの中で役割がない子は誰か」。この3つを、必ず名前で確認していきます。
9日間で起きるつまずきの多くは、体調ではなく「居場所がない」ところから始まります。逆に言えば、名前で気づけていれば、たいていは翌朝には手が打てます。
【第13期のハイライト】現地でしか起きなかったこと
1. 現地の小学校での異文化交流会
Day4は、セブ市内の公立小学校バリオルーズ・エレメンタリースクールへ。学校の公式行事として、日本の子どもたちが「日本の文化」を紹介する交流会を開かせていただきました。
渡航前のオンライン交流会で、参加する子どもたちには宿題を出しています。「現地の小学校で伝えたい日本の文化を考えてくること」。だから当日は、大人が用意したプログラムではなく、子どもたちがそれぞれ自分で考えて準備した質問・テーマで交流しました。

2. モールでの現地リサーチ
ホテルの目の前にあるガイサノ・カントリーモールが、マーケティング調査の現場です。庶民派のモールなので、観光客向けではないセブの日常がそのまま並んでいます。
自分たちが考えた商品は、本当にセブの人に必要とされるのか。値段はいくらなら払ってもらえるのか。これを、机の上ではなく、実際に売り場を見て、現地の方に英語で聞いて確かめます。

3. 英語が「勉強」から「道具」に変わる3回のワークショップ
英語ワークショップは、Day3・Day5・Day7の3回。フィリピン人講師が担当し、Day8の英語プレゼン本番から逆算して設計しています。
- WS①:現地で使うサバイバル英語・インタビュー英語(翌日の小学校訪問の前に)
- WS②:ビジネス英語・プレゼンで使う言い回し
- WS③:本番に向けた英語プレゼンのリハーサル
第13期キャンプで改めて確認したのは、英語アクティビティの目的は「英語に慣れ親しむこと」だということです。文法を詰め込む時間ではありません。通じた、という経験を9日間で何回できるか。そこだけを見ています。
4. ジンベイザメ、TOPS、シラオ・ガーデン
セブ島最南端のオスロブでのジンベイザメシュノーケリング。セブでいちばん空に近い展望スポットのTOPS。花のテーマパークのシラオ・ガーデン。実業家が亡き妻のために建てたテンプル・オブ・レイア。
観光に見えるかもしれませんが、ここもリサーチの現場です。「セブの人が何を大切にしているか」を体で知らないと、日本文化を掛け合わせるビジネスは思いつきません。



5. 学生起業家メンターが伴走する
第13期キャンプも、実際にビジネスをしている若手経営者や、世界のトップ大学で学ぶバイリンガルの学生がメンターとして入りました。運営スタッフは全員が親子留学・教育移住の経験者です。
メンターは、前半ほど丁寧に準備を手伝い、後半になるほど口を出しません。
前半は「次は何をすればいいですか」と聞きにきていた子が、後半は「これ、こうしていいですか」に変わって、最後の2日はもう報告だけになります。
毎回、必ずここが起きます。変わるのはひとつだけで、失敗しても戻れる場所があるとわかったかどうかだと思っています。任される範囲が広がるほど、子どもは前に出ます。
【最終プレゼン】審査基準を先に公開して、本番に臨みました
Day8は、英語での最終プレゼンテーション本番です。
第13期キャンプから、審査基準を事前に全員へ共有する形に変えました。当日に発表するのではなく、準備期間のうちから何が評価されるのかを開示しておく。そうすることで、子どもたちは「何を頑張ればいいか」を自分で判断できるようになります。
【基本評価項目】各25点・合計100点
- アイデアの独創性・創造性:オリジナリティ、既存サービスにない視点
- 課題設定・解決力:社会や地域の課題を正確に捉え、実現可能な解決策を出せているか
- プレゼンテーション力:構成のわかりやすさ、声や身振り、時間内に要点をまとめる力
- チームワーク・協働性:全員が役割を持って参加できているか
【特別評価項目】
- 現地リサーチの活用:現地での英語インタビューや情報収集の成果が、提案に反映されているか
均等配点にしているのには理由があります。学年も英語力もバラバラのチームで、特定の構成だけが有利にならないようにするためです。学年・年齢・英語力の高さ・受講歴そのものは、採点対象にしていません。
優勝は「セブ島に温泉の娯楽施設をつくる」
優勝したのは、セブ島に温泉の娯楽施設をつくるという提案をしたチームでした。
接戦でした。最後まで並んだのが、虫除けになる折り紙のビジネスと、古いタイヤを再利用したサンダルのアイデアの2チームです。
並んだ3つを見ていて思ったのは、どれも「日本のものを紹介して終わり」になっていないということでした。ミッションは「セブ島の人々を笑顔にする日本文化ビジネスを発掘せよ!」です。日本の良さを伝えるだけでは足りなくて、セブの人が実際に使うのか、お金を払うのかというところまで考えないと形になりません。現地で調べたことが、そのまま提案の形に出ていたと思います。
最終的に優勝したのは温泉娯楽施設のチームでした。決め手はアイデアの強さだけではなく、プレゼンテーション力も含めた総合力です。審査の4項目を、いちばんバランスよく満たしていました。

なお、帰国後のアンケートで「審査の観点を事前に伺っていたので、チームごとの点数の公表があってもよかった」「上位3チームまで知りたかった」というご意見をいただきました。基準を先に開示した以上、結果の開示も一緒に設計すべきだったと思います。ここは第14期で改善します。
【卒業式】42名全員に、それぞれ違う賞を贈りました
プレゼンと表彰式のあとは、卒業式とフェアウェルパーティです。
ジュニアビジネス留学の卒業式では、参加した一人ひとりに、その子だけの賞を贈ります。9日間ずっとそばで見ていたメンターが、その子の何が光っていたかを言葉にして名前をつける。だから、42名の賞名は全部違います。
第13期キャンプで実際に贈られた賞の一部をご紹介します。
- The Courageous Leader Award(勇気あるリーダーで賞)
- The Discussion Navigator(話し合いの舵取り役で賞)
- Deep Thinker(深く考える人で賞)
- Unique perspective(縁の下の力持ち人で賞)
- The Smile Ambassador Award(笑顔の大使で賞)
- Resilient Heart(折れない心で賞)
- The Growth Mindset Award(成長し続ける姿勢で賞)
- Good listener(聞き上手で賞)
- Origamist(折り紙名人で賞)
- The gentle Filipino(いちばん現地に馴染んだ人で賞)
プレゼンの優秀チーム表彰とは別に、この個性の表彰式を必ず入れています。順位がつく場だけでは、届かない子がいるからです。
賞をつくるのは大人にとってはかなり大変な作業です。それでも、9日間見ていなければ書けない賞名を渡されたとき、子どもの顔が変わります。自分は見てもらえていた、と伝わるからだと思っています。
帰国後のアンケートに、小学3年生の子がこう書いてくれました。
表彰式で一人ひとりに賞状をもらえたことに驚きました。
MiKAさん(小学3年生)

翌朝は現地4時15分発の便でした。それでも、その夜は誰もなかなか部屋に戻りませんでした。
数字で見るジュニアビジネス留学
- 事業開始から5年間で、378名の子どもたちが参加(キャンプ+オンラインの合計)
- 第13期キャンプは総勢76名(参加者42名+保護者・同伴者18名+運営16名)で運営
- 代表・近藤英恵はセブ島での教育移住4年、現地に語学学校を設立し校長を務めた経験あり
- 代表・近藤英恵の留学サポート実績は3,000名以上
- ビジネスコンテスト番組「令和の虎」では完全ALL達成
- AERA with Kids 2025年夏号で、国際教育評論家・村田学氏の推薦プログラムに選出
【参加者・保護者の声】
掲載のご許可をいただいた方の声を、いただいた文章のまま掲載します。
お子さんの声
読んでいていちばん多かったのは、「大変だったこと」と「楽しかったこと」が同じ文の中に入っていることでした。
プレゼン発表は緊張したけどいい思い出になったし、プレゼンを作るのも疲れたけど頑張れてよかったです。観光やジンベイザメツアー、ショッピングモールで買い物するのはとても楽しかったです!みんなのダンスを見たり上手な歌を聞くのはとってもカッコよかったし楽しかったです。フィリピンの先生に直接英語を教えてもらえてよかったです☺️
Hanakoさん(小学6年生)
本当に本当に楽しかったです。また来年も行きたいし冬も行きたいです。フィリピンが思っていたよりきたなくて、ハエがいたり、トイレに紙をながせなかったり、犬とかネコにかまれたら病気がうつって大変とかで、もっとゆたかな国になればいいのになと思いました。日本はとても恵まれていると思いました。メンターさんとチームのみんなでマーケット調査とかするのが楽しかったです。こうやって考えるんだなって知りました。いろんなビジネスって思いついたら楽しいなと思いました。冬もぜったいに行きます。
めぐさん(小学3年生)
友達もたくさんできて、成長できたと感じてとてもよかったです。フィリピンで痩せ細った犬や猫が多かったこと、蛇口の水が飲めないこと、果物も美味しいものとそうでないものがあること、トイレの違いなど、日本との違いを知ることができました。
なおさん(小学6年生)
初めてセブに行って最初はすごく緊張していたけど、徐々に楽しくなっていきました!メンターさんとも、同じチームの人たちとも仲良くなって、たくさん喋れてすごく嬉しかったです。楽しかったのは全部…と言いたいですが、その中でも一番はジンベエザメです!大きいことは分かっていたけど、実際見ると想像以上に大きくてびっくりしたし、テンションもすごく上がっちゃいました! またこのビジネスキャンプに行きたいと思いました。
まなみかさん(中学3年生)
ジンベイザメツアーが面白かった。メンターが個性的でよかった。
サムライブルーさん(小学6年生)
みんなが仲良くしていて素敵でした!
ひなたさん(中学1年生)
小学3年生の子が、自分の目で見たものから「もっと豊かな国になればいいのに」と考える。これは、教室で世界の課題を教わるのとはまったく違う順番だと思います。
保護者の声
いろいろビジネスのキャンプや話を聞く会はありますが、やはり歳の近いメンターがいることは想像以上に影響力があると思いました。みっちり詰まったプログラムも魅力的でしたし、本人も楽しかったようです。親としても、このご時世、なかなかどのサイトを信じて子どもを預けてよいのか難しく、以前から気になりながらも迷っていました。結果、大正解でした。近藤さんはじめ、みなさんのお人柄にも惚れ込んだ娘は、この先メンターを目指してがんばるようです。親としても子どもを信じて支えていけたらと思っています。
よしむたさん(中学2年生の保護者)
今回のキャンプも、親子ともにとても充実した時間を過ごすことができました。初めて参加した時は娘自身あまり乗り気ではなかったのですが、今回は自分から「また行きたい」と希望して参加し、参加者全員が着るTシャツのデザインやレクリエーションのサポート係、ダンスの選抜チームなど、さまざまなことに積極的に挑戦する姿を見ることができました。ビジネスや英語を学ぶことはもちろんですが、仲間と協力すること、自分の役割を持つこと、人前で表現することなど、学校生活だけではなかなか得られない経験がたくさんあったと感じています。単に「楽しかった」で終わるキャンプではなく、子どもが自分で考え、挑戦し、自信をつけて帰ってこられる、とても価値のある経験だったと思います。
Takamiさん(中学2年生の保護者)
父親と高校1年生の娘が参加しました。正直なところ出発前は「どうだろう」と少し不安もありましたが、結果的には大正解でした。帰国後は父と娘が現地での体験について楽しそうに語り合う姿が印象的でした。共通の経験を持ったことで会話も増え、こちらが質問をするといつの間にか二人だけで話が盛り上がっていることも多くあります。また、日々の食事や暮らしが当たり前ではないことを実感できたことは、娘にとって大きな衝撃と学びになったようです。これまでとは異なる視点で物事を考える場面が増え、視野が広がったことを感じています。
かおりメソッドさん(高校1年生の保護者)
子どもだけでなく、親も気付きがたくさんありました。細やかな配慮など本当にありがとうございました。スタッフやメンターが本当に素敵な方々でした。
yumaさん(小学6年生の保護者)
親子共にチャレンジでしたが、本当に行って良かったです。娘の新たな面を知ることができ、また、娘にとってもよい機会になりました。
なおさんの保護者(小学6年生の保護者)
親子共々、夢の中にいるような時間となり、とても楽しく過ごさせていただきました。子どもとメンターの方のメッセージと、写真や動画を見て、いろいろ思い出しながら話していました。自分の発表会をダメ出ししながらも嬉しそうに見ていました。親子3人で出かけるのとは違い、子どもたちや大人の方たちと交流しながらの、わからないことだらけの海外生活がとても楽しくて、あっという間の9日間でした。
リョウガレオさんの保護者(小学6年生の保護者)
保護者の声を読んでいて、いちばん多かったのが「親子ともに変わった」という趣旨のご感想でした。9日間離れてみて初めてわかることや9日間近い距離で過ごして初めて見える顔が、たぶんお互いにあります。
【1ヶ月後】オンライン同窓会で見えた「キャンプの続き」

ジュニアビジネス留学では、キャンプが終わって1か月ほど経った頃に、参加者だけのオンライン同窓会を開いています。第13期の同窓会は、2026年9月6日の夜に開催しました。
今回は、これまでと少し違うことが起きました。企画も当日の司会も、参加してくれた生徒さん3人が「やりたいです」と立候補してくれたのです。
これまではずっと運営側で企画・開催してきた会でした。3人は事前に何度もミーティングを重ねて、当日の進行まで自分たちで組み立ててくれました。発表してくれた参加者一人ひとりに、丁寧であたたかい言葉を返している姿も印象的でした。私は画面共有をしただけで、1時間ただ見守っていました。しかも予定の時刻ぴったりに終わるという、見事なタイムマネジメントでした。
紙に書いてもらった「キャンプ後に成長を感じた場面や頑張っていること」
同窓会では毎回、「キャンプ後に成長を感じた場面や頑張っていること」を紙に大きく書いて、みんなで見せ合う時間をつくっています。第13期のみなさんが書いてくれたのは、こんなことでした。
- 中学校の入学希望者の対応に立候補した
- キャンプのTシャツを着て、富士山に登った
- バレーボール部の入部試験に合格した
- 夏休みの作文で、セブでの9日間のことを書いた
- 英検準2級の単語を毎日練習している(小学生)
- クラウドファンディングの発表会の準備をしている
英語やビジネスに直接つながるものもあれば、まったく関係ないものもあります。ただ、どれにも共通しているのは、誰かに言われて始めたことではないという点です。
伴走してくれた学生起業家メンターたちも、それぞれの場所で動いていました。セブで覚えたタガログ語の学習を続けている人、アメリカの大学から現地時間の午前4時半に参加してくれた人。子どもたちだけでなく、大人のほうも刺激を受けて帰ってきています。
9日間で渡せるのは、環境ときっかけだけ
同窓会で1時間ほど話を聞いていて、実はいちばん強く感じたのは、私たちができることの範囲でした。
私たちがキャンプで用意できるのは、9日間の環境ときっかけだけです。そこから先、何を選んで、何に時間を使うかを決めているのは、お子さん本人です。キャンプの9日間よりも、そのあとの1か月のほうが長い。灯ったものをどう使うかは、日本に帰ってからの毎日のなかで決まっていきます。
だから同窓会では、成果を測ることも、順位をつけることもしません。ただ「いま何をしているか」を持ち寄って、お互いに見せ合うだけです。それでも、1か月ぶりに集まった画面には、9日間の続きがきちんと並んでいました。
【選び方】一口に「海外キャンプ」と言っても、中身はまったく違います
第13期キャンプを終えて、いちばん強く思ったことを書きます。宣伝ではなく、選び方の話です。
夏休みに子どもが海外へ行くプログラムは、大きく4つに分かれると思っています。
- 語学学校型:現地の学校に通い、英語の授業を受ける。英語力そのものを伸ばしたい子に向いています
- ホームステイ型:現地のご家庭で暮らす。生活そのものを体験したい子に向いています
- アクティビティ・観光型:観光やマリンスポーツが中心。まず海外を好きになってほしい、という段階の子に向いています
- 探究学習・実践型:現地で課題を見つけ、チームで事業を考えて発表する。ジュニアビジネス留学はここです
どれが優れているという話ではありません。ただ、目的が食い違うと、同じ9日間でもまったく違うものになってしまいます。
【よくあるご質問】
Q. 英語が話せなくても参加できますか?
A. 英語力は問いません。実際に、英語を話したことがほとんどない小学生も多く参加しています。9日間で英語がぺらぺらになることはお約束していませんが、「通じた」という経験は必ず持って帰ります。伸びるのは英語力よりも、完璧でないまま人前に立つ度胸のほうです。
Q. 子どもが乗り気ではないのですが、参加させても大丈夫でしょうか?
A. 乗り気でないまま来る子は毎回います。最終日には、たいてい顔が変わっています。ひとつだけお願いがあって、お子さん本人に「何をしに行くのか」だけは伝えたうえで送り出してください。それだけで初日の入り方がまったく違います。9日間で何をするのかは、参加が決まった段階でお子さん向けにもご説明します。
Q. 子どもだけの参加でも安全面は大丈夫でしょうか?
A. 屋外での活動は1チーム6〜8名に、引率のスタッフ・メンターがつきます。日本人スタッフが24時間常駐し、毎晩、運営全員で参加者一人ひとりの様子を名前で確認しています。メンター1人が見る人数は意図的に増やしていません。なお、海外旅行保険は参加費に含まれないため、別途ご加入いただいています。生命に関わる重篤なアレルギーがある場合は、参加をお断りしています。まずは無料の個別相談でご相談ください。
Q. 何年生から参加できますか?
A. お子様単身プランは小学4年生から高校3年生まで、親子参加プランは小学1年生から参加いただけます。第13期キャンプは小学生が26名と、参加者の約6割を占めました。
Q. 保護者への様子の共有はありますか?
A. 参加者限定のLINEオープンチャットで、期間中の様子を共有しています。
【まとめ】キャンプは、帰ってからが本番です
第13期キャンプで子どもたちがやったことは、実はそれほど特別なことではありません。
全員に役割を渡して、失敗しても戻れる場所を用意して、メンターが伴走する。私たちがしているのは、ほとんどこれだけです。
だからこそ、いつも同じことを思います。「才能があったからできた」のではなくて、「きっかけに出会えたからできた」。5年間で378名のお子さんをお預かりしてきて、毎回そう感じます。
そして、変わるのは参加した子だけではないのかもしれません。高校1年生のお子さんが参加されたご家庭からは、帰国後に父娘の会話が増えた、というお話をいただきました。9日間近くで過ごしてみて初めて見える顔・離れてみて初めてわかることが、たぶんお互いにあります。
保護者の方に、ひとつだけお願いがあります。再会したときの最初のひとことを、「英語、話せるようになった?」ではなく「どんなプランをつくったの?」にしてあげてください。たぶん、聞いてもいないことまで話し始めると思います。
ただ、9日間で灯ったものは、放っておくと少しずつ小さくなります。そこで、帰国後も続く場所を用意しています。オンラインコースは小学1年生から高校3年生まで、全国どこからでも受講可能。キャンプで一度動き出した子が、さらに深く自分と向き合い学び続けていくケースがいちばん多いです。
第13期キャンプに参加してくれた皆さん、そして大切なお子さんをお預けくださった保護者の皆さま。本当にありがとうございました。
第13期キャンプ思い出ムービー
Coming Soon!
次回のキャンプ・オンラインコースの最新情報
ジュニアビジネス留学では、夏はセブ島でのサマーキャンプ、冬は国内でのキャンプ、そして通年のオンラインコースをご用意しています。
次回キャンプの募集開始やオンラインコースの無料説明会のご案内は、公式LINEでいちばん早くお届けしています。キャンプは毎回定員があり、第13期キャンプも満員でした。ご検討中の方は、先にご登録いただくのが確実です。

